昨日は夕方から娘の高校のPTAの役員会議でした。午後5時から。今の社会を考えると、この時間に出てくるなんて、結構無理のある話なんです。改善の余地ありですね。
実際、この時間がネックになって、「間に合わない」「出られない」から「役員を引き受けられない」という人も結構いたりします。
Facebookで書いてますけど、小中学校のPTA役員のやらされ感というか強制力は恐ろしく、役員を断るのだって「仕事は理由になりません」って言うんです。
「みんな仕事してるんだから」というのがその根拠のようですが、働き方がまともでなく、また多様化しているなかで、ひとくくりにして「みんな同じ」だから「理由にならない」というのはあたらないと思います。
カミさんは、中学のPTA役員決めの会議で、すごい光景を目の当たりにしたんだそうです。くじ引きで役割を決めていたらしいのですが、その日たまたま仕事の都合で出られなかった人が「あたり」になってしまいました。「くじで決まったのだから」と、周囲はろくに議論もなしにその人に決定してしまいました。
仕事だけでなく、家庭環境だっていろいろな昨今、もうちょっと思いやる必要があるんじゃないのかと、カミさんがグッタリして帰って来たのを思い出します。後日、もっとひどい決め方をしている話も小耳にはさんだことがありました。
PTAにはいろんな役割があると、NHKの朝の番組でやってましたが、だからこそ社会の理解が必要なんだと思います。職場だってそうですよ。将来その子がその職場ではたらくことになるかもしれません。その大切な将来のためにPTAの役割はあるんですから、やむを得ずPTAの活動をするときには、気持ちよく送り出せる環境づくりが欠かせないと思うんですよ。
こんな強制力に押され、やらされ感だけが満載の活動が楽しくなるはずもなく、おかげで高校でのPTAも「あわよくば関わりたくない」と考えている親御さん、かなりいらっしゃいます。
また、うちの高校は、それまでの子育てに苦労されてきた(いる)方も多く、周囲のことまで気持ちがまわらないと考えている親御さんも多いです。「このうえPTAなんてやってられない」と思うのもごもっとも。一方で、「苦労した子を受け入れてくれる高校に感謝」の思いで参加してくださる方もいらっしゃいます。
どちらも思いは同じです。だから、直接役員になっていない保護者のみなさんにも、私たちPTAの活動を知ってもらいたいと切実に思っています。
少なくとも、物理的な理由で参加できないという環境は改善したいですよね。