療養中の父の家族との距離の取り方が、ちょっと甘い感じはした。竹蔵は家族に甘えているワケだが、結構致死的な選択。弟が急に距離を置いてきたり、この間わざわざ出した鰻も軽くスルーして、あれ? 竹蔵が悪化しない内に食べさせなかったの? とか、そういうのがちょいちょいある。ただ百人一首をする段での母の張り切りや、やはりヒロインじゃないから少しだけ気楽に扱える次女の餅子の件は中々面白かった。戦争批判はもうNHKのテンプレだね。雪の振り方軽く豪雪気味だったり、ゆったり進行気味だったり、父が働けず医療費もかかって、どうやってあの家族はそこそこのレベルの暮らしを維持しているのか? 近所や学校で忌避されないのか? 皆、優しいのか? とは思ったが、家族のやり取り自体は丁寧だった。ゆったりしているようで省略している描写は多いのかもしれん。