「爺ちゃんと戦って勝つってのが、最終試験なんだな?」「戦って勝つ? ここからは命のやり取りじゃッ!」好天は天晴に斬り掛かった。天晴以外のメンバーが八雲と風花、そして霞達の2手に分かれて案外姿を見せない晦の捜索に当たると、霞達は潜んでいた晦の放った黒い霧に覆われ、過去の苦戦したが天晴の活躍で乗り切った戦いの映される奇妙な空間に囚われ、晦の錫杖の妖力で激しいの頭の痛みに襲われていた。
八雲と風花の二人は晦を恩人と思い込んだ街のヒトビトに襲われて困惑していた。「レーネクム・ネジマ!」八雲は魔法で街の人々を眠らせた。森では天晴と好天が斬り結んでいたが「その程度ではワシの命は奪えんぞ?!」と煽られると「命を奪うなんて、そんなことできる訳無いじゃんっ!」戸惑う天晴。「そのような甘さでラストニンジャを継げると思うたら大間違いじゃ! 究極奥義、終極斬っ!!」天晴を十字に斬り伏せる好天。街の人々の異変に八雲達が困惑しているところに霞達が戻ってきた。だが霞達は天晴のことを忘れ、代わりに天晴のしたことを晦にしたことと思い込んでいた。話が噛み合わない。
「まさかお二人共、誰かに操られているとか?」霞にも逆に疑われ、捕まえられそうになり、八雲達は慌てて逃げ出した。「容易いのぉ」逃げた先に姿を現した晦は、八雲と風花も黒い霧で覆い過去の記憶の映される空間に閉じ込めた。「闇なる月影、晦正影っ!」記憶の映像は晦の妖力で改竄され、記憶映像で天晴のしたことが名乗りも含め、晦に掏り替わり、見た者の記憶そのものを書き変える妖術だった。「精神的に頼っておる人間をワシへと上書きするのじゃ」余裕を見せる晦。
一方、好天が倒したかに見えた天晴は身代わりの術の藁人形だった。「おりゃああっ!!」煙と共に頭上に現れた天晴は好天に打ち掛かったが、寸止めした。「よっしゃあ! 1本っ!」
3に続く
八雲と風花の二人は晦を恩人と思い込んだ街のヒトビトに襲われて困惑していた。「レーネクム・ネジマ!」八雲は魔法で街の人々を眠らせた。森では天晴と好天が斬り結んでいたが「その程度ではワシの命は奪えんぞ?!」と煽られると「命を奪うなんて、そんなことできる訳無いじゃんっ!」戸惑う天晴。「そのような甘さでラストニンジャを継げると思うたら大間違いじゃ! 究極奥義、終極斬っ!!」天晴を十字に斬り伏せる好天。街の人々の異変に八雲達が困惑しているところに霞達が戻ってきた。だが霞達は天晴のことを忘れ、代わりに天晴のしたことを晦にしたことと思い込んでいた。話が噛み合わない。
「まさかお二人共、誰かに操られているとか?」霞にも逆に疑われ、捕まえられそうになり、八雲達は慌てて逃げ出した。「容易いのぉ」逃げた先に姿を現した晦は、八雲と風花も黒い霧で覆い過去の記憶の映される空間に閉じ込めた。「闇なる月影、晦正影っ!」記憶の映像は晦の妖力で改竄され、記憶映像で天晴のしたことが名乗りも含め、晦に掏り替わり、見た者の記憶そのものを書き変える妖術だった。「精神的に頼っておる人間をワシへと上書きするのじゃ」余裕を見せる晦。
一方、好天が倒したかに見えた天晴は身代わりの術の藁人形だった。「おりゃああっ!!」煙と共に頭上に現れた天晴は好天に打ち掛かったが、寸止めした。「よっしゃあ! 1本っ!」
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