羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

蟲師 続章

2014-10-19 16:57:14 | 日記
『草の茵(しとね)』
光脈筋の蟲師スグロは蟲が騒ぐのを感じ、山中を探索していると、行き倒れ蟲に集られた幼いギンコを見付ける。
小屋に連れ帰られたギンコは介抱されたらしく、蟲も払われていた。起きたギンコは用意されていた飯を素手で夢中に食べる。戻ってきたスグロはギンコが蟲を寄せる体質であることを見切り、またその体質を他の蟲師に利用され手に負えなくなると捨てられることを繰返してきた事情も察する。スグロは長くは置いておけないことを断った上で、蟲師として一人で生きて行く術をギンコに教えることにする。
スグロに付いて山を巡り、様々なことを教わるギンコ。スグロも去った後もたまには訪ねて来るようギンコに語る。
弱っていたスグロの山の主の寿命が尽きた。自分の影響を心配するギンコ。スグロは寿命だと言い聞かせ、ギンコを残し山に様子を見に行った。ギンコはじっとしていられず、山に一人入り、次の主の卵を見付けてしまう。選ばれた次の主と、邪魔者、半端者の自分を比べ己を卑下したギンコは主の力が欲しくなり、卵を手に取り更に親鳥に襲われ卵を落としてしまう。
山に死の兆候が表れる。我に帰ったギンコは過ちに気付き割れた卵を持って先代の主を探す。わずかに姿を表した先代の主、ギンコを光脈の境に誘う。光脈を越え光の座に帰って行く先代。ギンコもそちらに向かうが片目に憑く因縁ある蟲トコヤミが騒ぎ痛みを与えギンコを止める。ギンコはトコヤミも生きていたい、と気付く。ギンコは卵を座に還し、山に帰って来た。
話を聞いたスグロは、俺はお前を許さない。二度と会わない。だが、忘れるな。この世に居てはならない場所など無い。と最後にギンコに教えた。
旅立ったギンコは星を見ながら草枕に眠る・・・

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