後悔してたんじゃねーか? だから捨てれなかったんだろう?」翔太は電話で呼び出され、仕事に戻ろうとした。「翔太! 今日何の日か知ってるだろう」「知ってるよ」「いいのかよそれで!」「いいんだよ」翔太は仕事に戻って行った。
「ありがとうございます!」事務所では富永のデザインが正式に通った。そこへ、あかりから合格の知らせがスマホに入り、「よしっ!」思わず大声を出して磯原に怒られる葵だった。『おめでとう! 7時にうち来て。三浦家特製カレー作ってやる』と連絡を入れる葵。あかりは『葵のカレー久し振り』と楽しみにしていた。あかりは帰り道、公平に待っていたと会った。公平は合格を喜んだが、「翔太には伝えた? 一番知りたがってんのって、翔太なんじゃねぇかな? 色々あったと思うけどさぁ、それでもこの5年あかりを支えたのは翔太だろ?」と翔太を擁護した。公平と別れた後も考え込むあかり。
気を利かせた七海が家を開け、公平も帰って来ず、葵は一人で機嫌良くあかりの帰りを待っていた。マンションの前まで来たあかりは葵に電話を入れた。「葵、翔太に会ってくる。どうしても直接言いたいことがあって」「わかった。待ってっから」「ごめん、約束の時間までにはちゃんと行くから」あかりは病院に向かった。
病院の屋上で、あかりは翔太と話した。「手紙のこと、知った時はショックだった。この5年間、なんだったんだろうって思った。でもね、翔太と過ごした時間は私にとって掛け替えの無いものだったって。翔太が居てくれたから、私ここに居る! 合格したよ? 私、先生になれたよ」「良かったな」頷くあかり。「おめでとう、あかり。ありがとう、伝えにきてくれて」「じゃあ、行くね」あかりは立ち去ろうとした。「あかり!」思わず呼び止める翔太。「山城(心音)さんとこ寄ってあげてくんない?
4に続く
「ありがとうございます!」事務所では富永のデザインが正式に通った。そこへ、あかりから合格の知らせがスマホに入り、「よしっ!」思わず大声を出して磯原に怒られる葵だった。『おめでとう! 7時にうち来て。三浦家特製カレー作ってやる』と連絡を入れる葵。あかりは『葵のカレー久し振り』と楽しみにしていた。あかりは帰り道、公平に待っていたと会った。公平は合格を喜んだが、「翔太には伝えた? 一番知りたがってんのって、翔太なんじゃねぇかな? 色々あったと思うけどさぁ、それでもこの5年あかりを支えたのは翔太だろ?」と翔太を擁護した。公平と別れた後も考え込むあかり。
気を利かせた七海が家を開け、公平も帰って来ず、葵は一人で機嫌良くあかりの帰りを待っていた。マンションの前まで来たあかりは葵に電話を入れた。「葵、翔太に会ってくる。どうしても直接言いたいことがあって」「わかった。待ってっから」「ごめん、約束の時間までにはちゃんと行くから」あかりは病院に向かった。
病院の屋上で、あかりは翔太と話した。「手紙のこと、知った時はショックだった。この5年間、なんだったんだろうって思った。でもね、翔太と過ごした時間は私にとって掛け替えの無いものだったって。翔太が居てくれたから、私ここに居る! 合格したよ? 私、先生になれたよ」「良かったな」頷くあかり。「おめでとう、あかり。ありがとう、伝えにきてくれて」「じゃあ、行くね」あかりは立ち去ろうとした。「あかり!」思わず呼び止める翔太。「山城(心音)さんとこ寄ってあげてくんない?
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