ハナネコノメは早春の小沢に咲く、小さな可憐な花だ。3月初めに小下沢を訪れた時はまだ固い蕾だったが、その10日後訪ねた時にはもう見頃を過ぎんとしていた。ほんの一時にしか見られない花だから、毎年季節の進み具合に気をもみながらもつい訪ねてしまう。
アオイスミレやコスミレ等のスミレの仲間もやっと咲き始めた。
アズマイチゲやニリンソウは今日の雨がちの天気では、残念ながら花弁を閉じたままだ。
頭上ではフサザクラが咲き
足元ではヤマルリソウが咲いている
川の傍にはヨゴレネコノメやヤマネコノメが見える。
花の形がユニークなコチャルメラソウ
沢筋に沿って歩いてやっとハナネコノメの群生している岩にたどり着いた
岩にしっかりとしがみついて、谷底で春先の短い陽を浴びている。
蕊の先の赤く装った花粉がこの花を愛らしく見せている。
この日訪ねた時には粉を落としてしまった株が多かったのだが、何とかまだ見られる花に出会えた
おまけは小さい体で一生懸命囀っていたミソサザイ
この辺で。