民主党の長妻昭さんが党代表選に立候補するそうです。
長妻さんは、ミスター年金と呼ばれ、民主党政権時代、厚生労働大臣として年金改革に取り組んだ人として知られています。
私はそのころ年金のねの字も知らない普通の主婦でしたが(年金のことをほとんど、というか全く知らない人が普通なんですよ~~言い訳…)(今はきの字あたりまで理解がすすんだかもしれない…)そんな私ですら、不正を糾弾する長妻さんの姿をなんとなくカッコイイと感じていました。
老後の虎の子である年金が消えちゃったのは、役人がちゃんと真面目に仕事をしなかったから!(事実だろうけど…)不正行為で国民を欺いたから!(濡れ衣ではないはず…)とみんな思いましたよね。長妻さんの追及のおかげです。社会保険庁がなくなってしまい、社会保険事務所が年金事務所に変わり、対応はずいぶんていねいになったようです。(私はかつての対応を知りませんので)でも、年金の問題はなくなってないです。
長妻さんのおかげで消えた年金が復活し、諦めていた年金を手にできた人も多かったと思います。長妻さん、ありがとうです。民主党はともかく、長妻さん本人のがんばりを評価している人も一定数はいるんじゃないでしょうか。
国民のためにがんばったんだから、官僚からは嫌われて当然かもしれません。でも、長妻さんの場合、仕事に支障をきたすほどだったようです。
在任中、厚労省の職員を対象としたアンケートでは、「納得がいく指示が出されている」と思っている職員は1%だけ、「おごりを感じる」とした職員が48%もいたそうです。
国民から支持されている、という思いが強かったんだろうけど、役人だって当たり前ですが人間です。全然おもしろくなかったでしょうね。
長妻さんの功績は認めますが、民主党が大敗した2年前の衆院選での長妻さんの態度には確かに「おごり」が感じられ不快でした。長妻さんは実績が評価されたからこそ、再選したんでしょうけど、民主党という組織の一員としての責任を全く自覚していないようにみえました。
大臣時代、部下から総スカンを食った長妻さんが党代表になって、自主再建ができるのでしょうか。長妻さんを支持する党員は厚労大臣時代の彼をどう評価しているのでしょうか。
『いま、知らないと絶対損する年金50問50答』の著者・太田啓之さんは、厚労大臣時代の長妻さんをずいぶん厳しく評価しています。
人望がなかった。この一言に尽きる、って。ちょっと言い過ぎ?
ミスター年金と呼ばれたけど、「年金の仕組みをどうするのか」という肝心かなめの点については、強い関心を持ったり積極的に取り組んだりしようとしていたとは思えない。正確にはミスター記録問題といったほうがいい。医療や介護についてはほとんど取り組んだ実績もなかった。
って。
長妻さん、こういう評価をちゃんと聞いてんのかな~
介護問題に取り組んでないと他でも言われたのか、お泊りデイを視察していいね~と絶賛してました。今改正でデイはぺしゃんこにされましたが…お泊りどころじゃないです。
長妻さんには気に入らないところはあるものの、やはりなにがしかの期待を感じます。神輿に乗って落ちて怪我しないよう気を付けていただきたいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます