復讐の歌・亀戸の森夜は更けて:秋田雨雀(詞)/土取利行(唄・演奏)
復讐の歌(亀戸の森夜は更けて)
一
亀戸の森夜は更けて 悲鳴は地上に充ちぬ
血潮に飢えし銃剣は 可憐の闇に刺しぬ
銘記せよこの秋を 殺されし吾が友よ
怨みは深し復讐を 吾等は屍に誓う
二
民衆の幸民衆の 光に生きし友よ
富者を憎みて権勢に 反抗したる友よ
銘記せよこの秋を 殺されし吾が友よ
怨みは深し復讐を 吾等は屍に誓う
三
噫(ああ)呪わしや軍国の 魔の手に友は逝きぬ
紅に染めたる魂の 怨みは世々につきじ
銘記せよこの秋を 殺されし吾が友よ
怨みは深し復讐を 吾等は屍に誓う
*秋田雨雀が作詞したと言われている(「亀戸事件」加藤文三)。