町へと

かなしくてやりきれない、このもやもやを誰かに告げようか
という歌をうたう。


つぎは、あなたを失ってからは、街でベージュのコートをみかけると、指にルビーのリングをさがす男のうたを歌った


それから、伝えたいことは ことばにしたくなくて、だからギターを弾いてみました
という歌も歌った


そんな淡々とした調子。

ランドマーク ということばはなぜ、こんなにも心にひっかかるのかな。

あなたは青が好きだといいました。
それは、なんだかとてもよかったと思いました。
だってあなたは一年前も、青い服を着て、暑いと言っていたから


暗い部屋でなにをしているのかわからない
でも、太陽が似合わない人にはなってほしくはないよ



ぼくはすぐに目を奪われてしまう、ばかなやつだから
あまりなにも言えない


今日の空は輝いている。