さんかくしかく

毎日いろいろな形になってしまうぼくのあれこれ。

毛引き抜き

2013年01月31日 | 三角記事
抜いても抜いてもまた生えてくる毛
もう何年もこれ繰り返しているけど、ひょっとしてすべて無駄だったのか?
いや、ま まさかな

どれだけホクロが重要なポイントなのかは知らないけれど
抜いても抜いても生えてくるってことは
それなりに重大な秘密ブラックホールなのであろうな

そうでなければ意味ないもんな
私の体で意味ない部分なんてないもんな

フルフェイス

2013年01月30日 | 三角記事
顔面を覆うのは、厚いつらの皮だったり
ディグミー・アウトだったりするわけだけど

今日立ち寄ったファッション店でゆらゆら帝国が流れていたのは良かった

ぼくはゆらゆら帝国のこと、あまり知らない
ブックオフで「ユニコーン」の次の欄である、ということぐらいでしか面識がない

とてもよい旋律だったので、立ち止まってしばらく聴いていた
しばらく聴いていたら「あ、あれ、これっていかにもあのゆらゆら帝国っぽいイメージ」と思えてきて仕方がなかった

そんなわけで、立ち上がりの序盤を飾ったわけだ。うすぐらいけど。
あしたは病院へ行かねばならない。

ゆらゆら帝国とゆさゆさ王国のまんなか、ぐらぐら立国にて。

景色

2013年01月29日 | 三角記事
ぼくのこれから
あなたのこれからとは、ぜんぜんちがうだろう
ぼくのいままでと、あなたのいままでがそうだったように

明るくしていよう
毎日、笑い声を、もっと

ぼくはあなたに、なにもしてやれなかった
ぼくはあなたのことを、少しずつ奪いながら生きてきた男だ
ふと、スタジオで足が止まったよ
フラッシュバック なんていうのかな

それから夕方の画廊で、話を聞いて
まるでぼくがそこにいないかのように、二人で熱心に話しこんでいるグループの
その話を、聞いていただけだよ

あなたのこれからは、ぜんぜんちがうだろうね
日が暮れた坂道を、そんなこと思いながら歩くのは、少しだけつらかった
まるで、知らない人になってゆく と思っているから

あなたには笑顔がいっとう似合っているからね
そこがいいところだから
忘れないでください

あ、あ、もっと、あのとき、ここで、こういうふうにすればよかった
とか、余計に思い出して、つらい
つらいなんて、幸せになろうとしている人を見て言う言葉じゃないんだから
ぼくがどっかオカシイんだな。それはわかる。
でもどうしようもないんだな。つらい、つらい。

景色は、けっこう覚えているものなんだな。
思い出の、最後の部分はたいてい夜。
その景色を取りに戻ろうとすると、胸の真ん中がギュっとなる。

そのなんともいえない苦しい気分が、嫌んなったんだろう
今日はやけに人に、話しかけたよ。人のたくさんいるところに出て
夜が忍び込む前に、逃げるようにして帰ったさ。

夜を忍び込ませまいとしたが、すこしくっついてきたようだ。
だからいまこれ、こうして書いているの。
いまこれ、こうして書いているの。

進捗

2013年01月28日 | 三角記事
進捗ってば、ほら
ものごとが順調に進むさまをいうのね

工藤くんではないよ

進捗
いかにも、グイッと飛び出すかんじ、ある漢字だものね

てなわけで捗ってしまったわたくしの、文章
ブクレコの文章を、ここにも載せたいのだが、それは欲張りでずるいというか

工藤くんではないけれども
高橋くんは、もっと、こう、いつもひとつの真実、だけど伝え方や表現のしかたはたくさんあるっていうことを
どうにかしてやらねばならない

焼き芋

2013年01月27日 | 三角記事
12月から1月、2月にかけてだな
じつに久しぶりに働いたものだし、毎日よくもまあやっているものだ
一年前とはえらいちがいか?

過ぎた日は戻ってこないけど、一年前なら確実にダウンしていたろう
ぞっとしている

パソコンがあたらしくなった
音はしずか
最初と最後がえらくのんびりしている
意外とちいさい
デリケートかつ神経質

焼き芋の皮をむくのは、わたしの仕事。もう何十個も待っているんだな。いまかいまかと。

のらり

2013年01月26日 | 三角記事
猫と目があった
あいつら、視線をそらさないのね

おれもそらさない

ぬ…

そらすかそらさないか
勝つか負けるか

む……
しぶといやつめ

はい、わたくしがそらしました
猫はパッとばっくれ
本日の取り組みはわたくしの負け

決まり手は猫ただひたすらガン見

ひとつきり

2013年01月25日 | 三角記事
うれしいことひとつ
ひとつきり

これは、かつて乱暴に、投げすててしまったようなものだ

うれしいこと、今日のできごと

こんどは、だいじに
とても必要だから
こんどはだいじにしなくっちゃいけない

ぼくの これまでの これからの
ぼくのぜんぶのうちのはんぶん

日本語

2013年01月24日 | 三角記事
ローマ字でメール送ってきた奴いたよな
フィンからよ

やけに天井の高い
さむざむしく白い壁紙の、北欧のホテルから

想像してさみしくなったもんだ

日本語でなくなる、ということは、よそよそしさがはじまる、ということで
ぼくはしらないうちに
ぼくのしらないうちにだが

誰からも、なんのいわれも共通点もない言葉に
親しみを感じていたのだと知った。

昼夜のくらし

2013年01月23日 | 三角記事
ひげのびてきたし、つめのびてきたし
髪の毛のびすぎて一度、前髪切ったし
糸のほつれ数か所

前髪むちゃくちゃ切った
これでもかというほど
ナナメのきりくちになって、出会う人にたびたび言われた

もうちょっと考えなさい


顛末顛倒

2013年01月22日 | 三角記事
劇を見終わったあと

あの劇は、とてもよかった。京都河原町の元立誠小学校・音楽室で行われた
小さい空間で起きた、できごと

そう、それで劇を見終わったあと
ココいちでカレーをたべ
ロフトでシールを眺め
今日遅れたことを謝ったり、くだらないジョークをかましたりして
河原町、九時まえの電車に乗ったんだ
そうしたら大宮でとまってしまった

とまったきりになって、それ以上は動かなかった

友人の提案で、徒歩で桂を目指すことになって、小雨の中を
知らない道を、歩いたわけだ
ふたりとも、妙に体温が上がっていて
暗い道を進んでいった

結局迷ってしまい、JR西大路駅についたのは23時半であった
ふたりはびしょぬれ
髪をかためていたワックスがぽたとおちた

 友人が
「わたし、今日のこと、たぶん忘れないとおもう。踏切の音がきこえたら、今日のこと、思い出すかも」
 とつぶやいた