タラップゥ～

今日明日とぼくはおやすみなさい
月末から月初めにかけての
奇跡的なつらなり
つららちゃんと僕は呼ぼう

おやすみなさいどころか
ぼくはまだこうして寝ているので
半日もう過ごしちゃったのでな
えっへん

高度一万メーター

キャビン・アテンダントが
聞くのさ

ようこそいらっしゃいませ
お茶にいたしますか
ビールにいたしますか

ぼくは言うのさ
ジュースは・・・・ありませんか？

キャビン・アテンダントはおっしゃるのさ

ジュースは
ぶどうジュースと
ジンジャーエールと
牛乳がございます

ぼくはやや取り乱すのさ
オレンジジュースやコーラなどのスタンダードがないということ
牛乳がジュースに分類されているということ

それでぼくは言うのさ
ジンジャーエールをおくれ と
ジンジャーエールが好きだから。

ゲアヴィッガ語

たくさんあるのさ
仕事だからっていうことで覚えないとだめなことは

だけどね

いまいち重要なことは
これといってないもんね

仕事の仕事ってえのはそんなもんだ
だいたい答えが数通りあるようでは、だな
それくらい穴があるってことなんだな

はいはい
ペペッチョゴゴフホモモンボ
サエレレーングワガッチャ
ペチンペチングワガッチャハレレーンモモボヴィッガ
デゲンフォーウェーナノンデレレッチ

言いたいのはこれだけさ！

そんじょそこいら

たくさんあるものは、とくべつ目を引くことってあまりない
あたりまえにそうあるものだから

世界中からパッと消えてはじめて
あああ、あいつはなんて特別な・・・形をしていたのだろう・・・においをもっていたのだろう・・・触感だったのだろうか・・・
と痛感するのである

徐々に消えてゆくものは、やっぱりそんしているよね

超合金からプラスチックに移行してゆく過程で
気づけば超合金は過去のおもちゃだけになっていたのだったっけ。

街の風景も、二十年前の写真は明らかに古い。
しらないうちに、古くなっている。
ぼくのしらないうちに

風剛

いやたしかに吹いているね
私の実家もこうなのかしら
ちりとぶちりとぶ

ほこりまうまうほこりまう
歩行者一時停止守れず走り出しちゃう
自動車は直角移動しちゃう
交差点でもハンドル必要なし

空飛ぶハンバーガー
キャンペーン中のおっさんが追う追う
日本の未来は追う追う追う追う

世界がうらやむ遺影遺影

すきまかぜってほんと、すごくナーバスな音 たてるのね

ねてたんだな

朝からずーっと
昼すぎまで
ねてたんだな

歯みがいて
猫とあそんで
またねたんだな
足元を、ひなたがつつんでいた

工場に出かけたのは昼下がりすぎ
クリーニングへ寄って
カッターシャツ出したんだな

工場で
またねたんだな
とことん

オートケストラ

はじめてオーケストラの演奏というものを鑑賞した
感動した？

あー、あんがい、こういうものなのか、と納得したような
じっさいに聴いてみないとわからないよ
と
誰かが言ったのは、そうなのだった
いかにも正しい

アンコール曲は会津磐梯山
そして名も知らぬ、うつくしいベトナム民謡

その後 多国籍の食事をとり、あれやこれや言いつのる一行
夜は更けゆくのだった

津々

ふーむ

こういうことっていうのは、考えてもしかたがないので
書き続けることにする
ただわけなく立ち止まることである

書かなかったら心配されて
書き出したら不安がられるというのは
それは幸福とよばれるものである

丁重に扱え

終わり

ライブが終わった
特別な日々であった
絵をこちらへ置いておいて、ギターを弾く、充実した一ヶ月が過ぎたのだ

ライブがハネたあと、ぼくたちは引き続き飲んで
夢の玄関に到着したものから順に旅立ってゆく、という形式をとった

なにやら久しぶりの人まで来ていたことにぼくはいまさらびっくりしつつ

覚えていないという驚異的な失礼を振りまきつつ
ぼくは終了した

「覚えてないやろ！」
「うん、うろ覚え」

公園で寝た
夜明けまではすぐだった
すべり台の上には、蚊はこなかったから
ぼくは起こされるまでねむり続けた

つつみかくさず

隠し事は良くないとか言うにつけて
オリンピックでは都合の悪いことをしゃべらない政府側の見解とか
シリアではだれが悪いのかっていうこととか
アメリカちゃんではユd・・・
誰が実権を掌握してんだってこととか
韓国政府は反日ちゃいますよーよか言いながらあれだし

そもそものおおもとが
隠し事で回っているような世界だのね

ぼくも隠し事はたっくさんあって
すぎてゆくかくしごととか
いっとうたっくさんあって
個人的すぎることなのかもしれなくって