さんかくしかく

毎日いろいろな形になってしまうぼくのあれこれ。

変化

2013年02月28日 | 三角記事
ぼくの育てている苔の

といっても、ぼくが鉢を移し替えただけで
あいつは勝手に育っている

わずかな ちいさな変化が日ごとに起こっている
ここのところはその変化がやや著しい
ニューンと長いのが伸びてきている

これは苔とは別の植物であろうな
なんてったって硬いのだ
しばらく様子を見るほかない
切るか、切らないでおくかをみさだめるしかない

部屋の掃除、はかどるか

2013年02月27日 | 三角記事
掃除をしなくてすむ部屋がヨカッタ

ぶつくさ言う

床のかわりに芝生

壁のかわりに網戸

電球のかわりにお月さま


となると、目覚まし時計のかわりには道路工事のドリル音
シャワーのかわりは酸性雨
ぼくはフトンのなかでじっとする

芝生はやや喜ぶだろうか
ぼくはフトンのなかで雨音を聴く

パタパタ パラパラリ

網戸が風でかすかにゆれるが、音は立てない

みんなのポケット

2013年02月26日 | 三角記事
ポケットはふしぎなアイテムである
じつにさまざまなものが入っている
袋といえば袋だし
ポケットといえばポケットにちがいないのだが

チョコレートや手帳
鉛筆
ティシュ レシート
ハンケチタオル
ぼくはコロッケをいれたこともある

なにもいれなくても
手をあたためてくれる

手前から

2013年02月25日 | 三角記事
本屋をぶらぶらした
放浪息子は本日、新刊の発売ですね
まだ買っていないけれどもだ

夕食後の本屋は、予想外のことだったのだが、あんがい混んでいた。
みなそれぞれの分野の本棚に夢中
みなわたしに背をむけていらっしゃる
ならぶお尻、ならぶ後頭部

ほしい本がまたふえてしまった
とりあえず放浪息子を買わなくてはならない
ペンギンハイウェイはこのつぎ
春になったら苺を摘みに はブックオフにありそうなのだが、たぶんぼくは新しく買ってしまうであろうことうけあい

それともぼくは、手前から順番に
楽天市場において、右手人差し指ポチリで軽々と購入してしまうのであろうか

はらのイガ

2013年02月24日 | 三角記事
やめちまえ、バカ! と叫びだしそうになったよ
言うまえにやれ
書くまえに飛ぶように

ぬらぬらとすべってきた、べとべとの坂道は下り坂だぜ

ざらざらのとっかかりをつくりなさい
両手の砂を使いなさい

ぼくもぼくで
ぼくはこうはなるまい とか
思うのはやめなさい
思うまえにやれ!
書くまえに飛ぶようにだな

明日も

2013年02月23日 | 三角記事
長いトンネルをぬけると雪国だった。

そうですか。

平和とは
今日のつづきが、明日もあさっても続いてゆくことであろう

みんな夜には寝て朝起きて
うがいをしたり、卵を食べたり
紅茶をのみながら通販のくだらない番組をながめたり
学校でいじめたりいじめられたり
けんかをした後 仲直りしたりしなかったり
線路に飛び込んだり
川に飛び込んだり
屋上から飛び降りたり

つまりは続いてゆくことこそが平和である
自分の記憶の連続

ヌキヌキ

2013年02月22日 | 三角記事
最近は手抜きだ
てヌキ と書くとややいやらしい
手ヌキと掻くと と書くとさらにややいやらしい

ようするにヌキヌキしているわけだな

いや、文字づらに語弊があるといけないのだけど
ようするに手を…こう… 抜いたり
しちゃったりしてまあ

手を抜くことと手で抜くことはちがうんです!

マーマレード

2013年02月21日 | 三角記事
マーガリンがすきである
けっこう前から?

小学生のころ給食のときからすきだったものね
ベッタラーとパンにぬるの
コッペパンがすきである
枕にしてねむりたいほどである
あのこんがり具合がすきなのだ

コッペパンにベッタラーとマーガリンをぬる
これだけでご飯三杯はいける

黒塘パンというのもあったが、あれは歳をとるにつれて嫌いになってしまった
黒塘パンはもっと白くならなくてはいけない
あと 甘くてはいけない
まさかの黒塘パン全否定という結末を迎えてしまったが、つまりはそういうことである。

タラコちゃん

2013年02月20日 | 三角記事
ぼくったら
たらたら

きみ きみ、いつまででもそうしていなさい
さもなくばケーサツ
よびなさい

ぼくったら
げじげじ

まゆげまゆげ、放っておきなさい
さもなくばバシーッとたたいてかざっておきなさい
おもしろい話をしてください

転がる石みたいなもんさ

2013年02月19日 | 三角記事
むかしむかし わりかしうまくいっていたときのきみは
それはそれはきれいに着飾っていたっけ
宿無しに銭を投げてやったこともあった そうだよね?
みんなは言った
お嬢さんそんなことするもんじゃない
だけどきみは相手にしなかった
街角でぶらぶらしている奴らのことを
きみはよく笑いものにしていたっけ
だけど今は違う
きみはもう大声でおしゃべりをしない
きみは誇りを持っていないように見える
うろついて食事をあさらねばならない 今日の自分に対して

どんな気持ちだい
どんな気持ちだい
家がないっていうのは
相手にされないっていうのは
転がる石みたいなのかな?


一番のハイスクールに通っていたんだよね、ミス・ロンリー?
それがなんの役に立ったのか きみは思い知っただろう
誰も、道端で暮らしてゆくことを教えてはくれなかった
きみは今それを 身をもって学んでゆかなくてはならない
きみは言った
変な男はゼッタイ相手にしないって
だけどきみは気付いた
男たちは言い訳をしにきたわけじゃないと
うつろな目を覗き込んで きみは男にささやく
…あたしとやりたいの?

どんな気持ちだい
どんな気持ちだい
ひとりなんだっていうことは
家路がないっていうことは
誰にも相手にされないっていうことは
まるで転がる石みたいだな


手品師や道化がきみに手品を見せ終わった
苦々しい顔をした手品師のほうへ きみは二度と振り返らなかった
きみはそれが悪いことだとは思っていなかったんだ
でも、あんな反感を買うようなことをしてはいけなかったんだ
きみは彼氏と馬に乗ったことがある
だれが彼氏の肩にシャム猫を乗っけたんだっけ
男はきみからむしり取るだけむしり取っていった
きみのことは何とも思っていなかったわけだ
じつに簡単なことだった

どんな気持ちだい
どんな気持ちだい
一人だけで
帰り方もよくわからなくて
誰にも相手にされない
そこらの石ころのような気持ちっていうのは


あー

お城のプリンセスも カワイイ女の子たちも
それぞれ満ち足りた暮らしを享受している
恋人たちはプレゼントを交換しあっている
だけどベビー きみはそのダイヤモンドの指輪を
質屋に持っていくのがよさそうだな
落ちぶれたナポレオンと彼の言葉を きみはとてもおもしろがっていたよな
行けよ ナポレオンが呼んでいる きみは断れない
きみには何も残っていないから失うものもない
きみは今や無色トウメイだ 隠すような秘密もキレイサッパリなくなった

どんな気持ちだい
どんな気持ちだい
ひとりぽっちっていうのは
家がないっていうのは
相手にされないっていうのは
転がる石みたいなものなのかな?