法則の既製

あなたのベッドに横たわって
あなたとベッドのなかで話しましたね

それを思っていました
そんなわたし


夜遅くから雨がふって
いま雨の音をききながら、ひとりベッドです

さっき外から帰ってきたばかり
親無しの傘をもらって さしてきたばかり
だんだん空 あかるくなる

ぼくがどうやって家についたか
駅からの道順は、いつも適当
そうやって、いつも適当に帰りついてしまう。とてもふしぎだ

あんなにも道はたくさん分かれているのに
あんなにもあなたはそばにいて、なおかつ体温があったのに
さっきまで別の場所でやってたのに

いまはもうここ

ポンチョ

夜に外へでた
ときどき夜にする仕事、というものがまいこんでくる
今日と、明日でたぶん最後らしい、そういうかんじの仕事だ

ただただ楽なアルバイトだ

くもっていて、ややあたたかい空気だ

今日は間違いなく、すごさなければならなかった
まちがいなく、というのはむずかしい
たぶん、まちがってうまくやっている人も、まちがいないのにうまくいかない人もいる
奇妙といえば奇妙 当然といえばいたって当然

人の道はむずかしいものだ

自転車サイクル

自転車のフレームは菱形
あれが軽かったら、その自転車は軽いし、重かったら重たい

ボディというんだな

ギターのボディはひょうたん形
あれの構造しだいで、音が響くか響かないかがかわる

エコーというんだな

たばこのエコーは安いたばこ
あれは安タバコとよばれ、わかばとならんでツートップをはっている
ナンバーワンはゴールデンバット

きょうは自転車のフレームからたばこの話になった

なまえのつけかた

１
タイトルのつけかたはまちまち
最初にポンとつけるばあい
おわりまで書いたあと、ちがうタイトルにつけかえるときもある


２
なまえのあるところ
それもまちまち
名前が決まっているのは、運命とよべるし、まだない場合もまたしかり

人は見えるものばかりが本当だと信じこみすぎている


３
なまえのつけかた
今回は そうだ、わりとうまくいった

なにかの予感

今日も朝、雨ふっていましたね
さいきん多いねえ、雨の日

さむさもややゆるんできているとは思いませんか
まあまたこれから、寒い日もあるだろうけれども

三寒四温、とはほどよいひびきだ
いったいだれが、こんなにすばらしい言葉を考えついたのかしら

夜には晴れていた。
雲と雲のあいだから、空が見えたから。飛行機のとぶさまがうつったから

なにかにエコーしたみたい
あなたにはもうしわけないのだけれども、これからお風呂
そのあと絵をかく

えらさ

　10円玉はえらい、という詩を
けっこう昔だなあ、ラジオできいた。

というのをおもいだして、インターネットで検索なんかしていたわけだけど
そうしたらコブクロの「コイン」という曲がヒットしまくり

んーなんだ、そんなもんか
とおもって、ひとまずこの話はおしまい

へんぴなところへ

今日も雨だ
うるおえうるおえ、大地のこと
今日も雨なら、さぞうるおう
そういえば、今年はうるう年
二月が長い年

まっすぐな線
ずっとまっすぐではないけれども、とぎれない線
どこまでも続くところ
その線をなぞっていたい

雨の話

今日は雨ですね
きのうから、ややあたたかいなあーと思っていたところ
あしたも雨 とのこと

ぼくわりと雨のことすきだよ

部屋のなかから眺めるにつきるけど
なかなか外へ出ようとはならないけどね


しかしあれですね
空から水が降ってくるというのは、すごく不思議ですね
不思議っていうと、地中から水がわきだしてくるのも不思議だけどねえ
その点、滝というのはただの段差に過ぎないわけだ

昨日みた夢は、現実的すぎて新鮮だった

こつぶたち

リピート アフタミー
そればかりはしていられない

でも世界はリピート アフタミーで成り立っている、といっても過言ではないくらいに
あふれかえっている
似ているものが、たくさんある


きみの絵は、ようするに だれが描いても面白いのではないかな

といわれた、そのことばにうそはないだろう
でもそれを続けるか そうしないか
それを考えてみるべきだ

元気かい？

ひとりはさびしい きっとずっとそう
笑顔がない日はかなしいね
いじわるなしで 手をにぎれば
おせじがなくても いいもんだ
それはいいことだ それはいいことだ
すてきだ 例えるものがないくらい


まちがいだらけ ちょっとパッとせん
泣くのもなんだし ボーっとしよう
やりたいことは まだある
うたったり えがいたり かんがえたり
それもいいことだ それもいいことだ
すごくどうでもいいことを話しましょう
それでいいことだ それでいいことだ
すてきなことがなにかありそうだ