バイトのところのできごと
ぼくがそこでバイトを始めたときからずっと、部屋のすみに
「先方から連絡があるまで出荷待ち」
という札付きの荷物があった
だからもう、かれこれ半月から一ヶ月はその状態のままである
やがてほこりがその上につもってしまっていて、なんだかどんどんかすんでゆくようだった。
もう荷造りも済ませてあるのだが、ただ伝票の日付はとっくのむかしにすぎていたのね。
なにしろ福島はものすごく、遠くになってしまったのだものね
それで、今日はようやく、というか、ついに、というか。
それが出荷されていったのだった。
あの荷物は、もうずっとあそこにあるんじゃないかしら、なんて考えていたものだったから、なんだかずいぶんうれしかった。
よーしガンバレよー、なんて言っていたりもした
それでぼくは、今日からずいぶんと早くに帰宅して、こうして報告をしている。
なにをもって毎日過ごしているのかわからないけれども、歌で暮らせれば、なんて、突拍子もないことを考えたりして、もうねむたくてふらふらになっている
ぼくがそこでバイトを始めたときからずっと、部屋のすみに
「先方から連絡があるまで出荷待ち」
という札付きの荷物があった
だからもう、かれこれ半月から一ヶ月はその状態のままである
やがてほこりがその上につもってしまっていて、なんだかどんどんかすんでゆくようだった。
もう荷造りも済ませてあるのだが、ただ伝票の日付はとっくのむかしにすぎていたのね。
なにしろ福島はものすごく、遠くになってしまったのだものね
それで、今日はようやく、というか、ついに、というか。
それが出荷されていったのだった。
あの荷物は、もうずっとあそこにあるんじゃないかしら、なんて考えていたものだったから、なんだかずいぶんうれしかった。
よーしガンバレよー、なんて言っていたりもした
それでぼくは、今日からずいぶんと早くに帰宅して、こうして報告をしている。
なにをもって毎日過ごしているのかわからないけれども、歌で暮らせれば、なんて、突拍子もないことを考えたりして、もうねむたくてふらふらになっている