こんなようなぼくが

子に先立たれる、というのは
どういうものなのだろうか
こんなようなぼくが生き続けているときに
ふとしたひょうしで、いってしまう命もあるのだった

二歳の葬式は
どういう手順で行うべきなのだろうか
親は
どういう道筋で、また元の場所へ戻ってこれるのだろうか
うだつのあがらないぼくが書いているときに
ほんのわずかな時間で、いってしまったのだった

ぼくはどういう顔をするべきなのだろう
こういうときのしくみや、取り組む手立てがわからない
かける言葉もなければ
泣く資格さえないような気がする