自分を流れる命そのものとの対話

ハートの声を聞くということを
私はとても大切にしていて、
それは自己対話の基本だと思っています。

けれど、世の中まだまだこれが
一般ではないのだな、と思う場面も
すごく多いですし、

それを知っていて実践されている方々も、
マインド（頭）で考えて、あたかもそれが
自己対話のように認識されている方、
その識別がうまくできているとは
言い難い方も多いです。

私がリーディングでチャクラチェックを
するときに、特に重視しているところが
あるのですが、それは第１、第４、第７
チャクラです。

現在の在り方のベースがどのように
なっているのか、ハートの導きに
繋がれているのか、天の願いを
素直に受け取れているのかを
チェックしているんですね。

ハートの導きをしっかり受け取り、
応答できていれば良いのですが、
本人の意識の方向性、認識が
ズレていることが良くあって、
それが第４チャクラに表れます。

ズレている場合も、
そのズレ方は色々バリエーションが
あって、例を挙げてみると、

そもそもハートの声を聞く
という認識がないケース、

認識がないわけではないけれど、
目の前のことが忙しすぎて、
導きを聞く心のスペースがないケース、

自分の殻にこもってしまって、
あらゆる導き、サインに対して
心を閉ざしているケース、

導きの概念はあるし、
導かれてきた経験もあるけれど、
あるときに導きに従ったはずなのに
ものすごくひどい目に遭った
と思って恨みからシャットダウン
しているケース、

そこまで深い恨みではないけれど、
自分は信じられないので、
自分よりも他に従おうと決めているケース、

聞いているつもりだけれど、
欲の声、頭の理屈を自己対話
だと認識しているケース、

これらの中の複数のケースが
混在している場合もあって、
様々ですね。

セッションや瞑想会に継続して
参加されている方は、毎回、
ご自身がどんな状態になっているのか、
チェックを受けていらっしゃいますが、

自分では結構つながっているつもりでも、
意に反して、実は頭で考えていた
ということもあるし、

着実に、ハートの声に触れられるように
なってきているという実感が得られている
方もありますね。

一歩一歩、研鑽を積んできていても、
あるときに大きな試練にぶつかると、
一気に我を見失う経験をする方も
ありますし、

人生の大波小波に翻弄されながらも、
その中で、より深い導きの感覚を
しっかりとご自身の中に深めていく
方もあります。

人生、本当に色々ありますから、
調子の良いときの自分だけを
評価するのではなく、

ものすごく困難な中にいるときに
どんな在り様をしていたのか、
そこから何をつかんでいったのかを
長い目で見て行ければ良いだろう
と思います。

導きとの対話も、段階が深まるに従って
その理解や方法、認識もどんどん
変化していくでしょう。

人生は、聞く耳を持つ者、
求める者には、惜しみなく、
さらに深い秘密、真意を明かしていきます。

むしろ、私たちがそうなってくことを
求めていて、開示の時を
心待ちにしているようでもあります。

あまりにも目先の欲に駆られ、
それに手一杯で本質に関心を寄せる
ことすらない私たちを
導き、気付かせることは、
並大抵のことではなかったでしょう。

私自身も大いに心当たりのあるところ
ではありますが、自分の思うように
いかないと、

すね、怒り、ふてくされ、
癇癪を起して放り出す、鈍く暗い心を
よくぞ見放さずに
手を引き続けているものだと
つくづく思います。

自分がいただいてきた恩寵を思えば、
今どれだけそれに応えられているだろう
と我が身を振り返るしかありません。

有難いことです。

自己対話とは、
自分を流れる命そのものとの対話
と言えると思いますが、
その効用を挙げるとすれば、

私の場合は、
ひどいものだと思っていた
自分の人生は、案外、そうでもなかった、
ばかりか、とてつもない恩寵に満ちていた
と気付けたことでしょうか。

気付けた、と言っても
まだほんのカケラなんでしょうけれど、
それでも、十分に幸せです。

自分の未熟さも、日々のイライラも
不安も含めて、人生に、
この世界に流れる命に祝福を。

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