2023年7月24日(月)5日目
9時にホテルを出発し、ノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所として有名な
『 ストックホルム市庁舎 』へ向かいます。
バスに乗車して直ぐに、現地在住の日本人ガイドさんより お水が1本手渡されました。
朝の気温は11℃でしたが、お天気も良くて気温も上がりそうです。
ストックホルム中央駅を通過中。
バスで10分くらいで、『 ストックホルム市庁舎 』に到着。
メーラレン湖に面するナショナル・ロマンティシズム建築の美しいストックホルム市庁舎は、
クングスホルメン島の東端にあり、ストックホルム中央駅からも見えるストックホルムの
シンボルです。
建築家ラグナル・エストベリの設計により、1909~1923年に建設されました。
ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿をモデルに考案されています。
1920年代のイギリス建築に大きな影響を与えたと言われ、
日本では早稲田大学の今井兼次氏がいち早く紹介し、大隈講堂(1927年)のデザインに
影響を与えたとも言われています。
ノーベル賞の晩餐会が行われる『青の間』、舞踏会が行われる『黄金の間』が有名です。
コロナ前の2019年12月に娘と訪れた時は、同じ時間帯でしたが超寒くて、
氷点下だったと思います。ベストシーズンに訪れると、お天気も良くて最高ですね。
メーラレン湖。
チケット購入に行かれている日本人ガイドさんを、市庁舎の中庭で待ちました。
時間があれば、この塔にも上ることが出来るんですよ。
下画像中央入口から入場。
市庁舎内はガイドによる見学が前提です。
中庭から市庁舎内に入ると、1階のブルー・ホール『 青の間 』。
床に青灰色の大理石が敷き詰められている広間で、創設者アルフレッド・ノーベルの命日
である12月10日の夜にノーベル賞の晩餐会が毎年開催されます。
『 青の間 』の壁は設計段階ではレンガを青く塗る予定でしたが、
赤いレンガが美しかった為、名前だけを残したそうです。
大階段は幅広で高さは低く、これは女性がイブニングドレスで降りるときに
美しく見えるように設計されたものだとか。
1万本のパイプを備えるヨーロッパ最大のパイプオルガン。
天井近くに写っているのがパイプオルガンの一部です。
ガイドさんからお借りした、晩餐会の様子を映した写真と一緒に見たら
晩餐会のイメージが湧くでしょうか⁉
階段を上がって撮影。
早い時間だったので、混んでいなくて良かったです。
『 ストックホルム市議会議事堂 』
月に2回市議会の討論会が行われています。200名の傍聴が可能です。
議長席。
天井は、ヴァイキング・ルネッサンス様式と言う北欧的な部分の一つで、ここは必見です。
係の方がずっと付いてきて監視されています。触らないように。
王子のギャラリー。
ノーベル賞授賞式後の舞踏会が行われる『 黄金の間 』。
金箔を貼ったモザイクで壁面が覆われた大広間です。正面にメーラレン湖の女王と
呼ばれる女神像が新大陸とアジア大陸の間に立っている壁画があります。
完成当初は女王の性別がわからないと不評だったらしいですよ。
時計の上が青く塗ってあるのが解るでしょうか⁉
アップで。
『 青の間 』の壁のレンガは、この色で青く塗る予定だったのです。
赤いレンガのままにしたのは正解だったと私は思います。
地下にあるレストランでは、ノーベル賞晩餐会メニューを食べることが出来て、
2名以上の事前予約から可能です。
このレストランでは、ノーベル賞が始まった1901年からの歴代全てのメニューも
体験することが可能で、こちらは10名以上での予約となるそうです。