3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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チャリで廻る 東村山 本籍地を訪れる

2023-05-08 20:17:00 | 
20230505

この日、午前が終わるか終わらないか辺りにだらっと起き、チャリの空気を入れ、チェーンにオイルをさす。

ふと、チャリで東村山周辺を廻ろうと思い付いた。

目的は二つ。
1、グリーンストアで古着を見る&買う
2、自分の本籍地に行ってみる

まず、1。
これはそのままなんだが、東村山にグリーンストアという古着屋があるんだ。そこにめっちゃ行きたくて、いつ行こうかなと思っていた。経路を検索してみると、チャリで25分。思ったよりだいぶ近い。よし、チャリで行こうと思い立ったら早かった。

そして2。
これはずっーと疑問だったんだが、俺の本籍地は東村山の恩多町にある。
物心着く頃には埼玉県にいて、俺は東村山にいた記憶は全くない。俺の記憶を遡って一番古いところがその埼玉の所沢の家。
で、その埼玉の住所がずーっと続き、働き出して家を飛び出るまでその住所だったんだが、車の免許を取る時、そしてパスポートを取る時にふと気づいたんだ。

あれ、俺の本籍地は埼玉じゃなくて東村山の恩多町なんだ。

親に聞けばいいのだが、聞かずにこの年までその疑問を引っ張ってしまった。
で、更にこう思ったわけ。

俺の本籍地には何があるんだろう。

全く記憶のない場所に行っても何も分からないのかも知れないが、その疑問の答えを知りたくなって、本籍地に実際に行ってみることにした。別に何も思い出せなくてもいい。ただ何があるのか見たかった。

出発。

チャリでの道は車とは違い、新鮮であった。見慣れない景色、そして車では通らないであろう路地裏の道。新しい発見ばかりでチャリ旅にハマってしまった。チャリでなければ一生使うことのなかったであろうコンビニでお茶を買うのも、偶然水天宮を見つけるのも、謎の体育館を見つけるのも楽しい。

暫くすると八国山の脇道に出る。
ここはかの有名なとなりのトトロの七国山のモデルだ。作中に出てきた七国山病院はこの八国山の緑地にある新山手病院がモデルとのこと。いつか聖地巡礼としてゆっくりと散策したいものだ。

で、漸く東村山のグリーンストアに到着。
最後ちょっと迷ったけど。駐車場はめっちゃ広く、車で来ていても十分な広さがあったが、今回はチャリでいいんだ。


ここ。

個人的には品はめっちゃ良かった。
品揃えが最高。

ルコックのジャージ、ステューシーのTシャツ、黒のデニムを購入。なんかくじ引いたら20パー割引でめっちゃ安く買えた。多分近々また来るだろうな。てか通うだろうな。

店から出ると空腹の極み。
何か無性にカレーうどんが食べたく、グリーンストアのカウンターにうどん屋のチラシが置かれており、これだ!と思ったのだが、時間は2時までで断念。

隣にあるくら寿司に決定する。

で、このくら寿司がまた楽しくてしょうがなかった。ある種のアミューズメントパークだよ。


白子ポン酢とイカオクラという何とも渋いチョイス。美味すぎる。炙りも含めてサーモン系は多分10巻以上は食べた。

このパネルで注文してから、シュッ!って感じで流れてくるのいいね。

マジで食べ過ぎなくらい食べた。
回転寿司が久しぶり過ぎて、美味過ぎて、オーダーが楽し過ぎて止まらない。久しぶりの回転寿司の進化にビビる。
痛風覚悟の魚介大量摂取に大満足。

さぁ、いよいよこの旅の締め。
俺の本籍地に行ってみよう。

グリーンストアから俺の本籍地まではチャリで10分くらい。思いの外近い。

Googleマップを頼りに、番地を探す。
近づくにつれて大きくなるドキドキ感。
全く覚えてないくせに、懐かしさというか俺が何十年も前にこの辺にいたんだなという何とも言えない感情が起こる。

スマホが指し示す番地に到着した。

ここだ…。


その番地の場所には一軒の昭和の感じの借家風の家が建っていた。何か直感で分かった。絶対これだ。

全く覚えてないくせに、その家の前の通り。なんか懐かしいというか、見たことあるような気がする。大昔の写真に映っていたような…

写真をアップしたいのだが、俺の本籍という個人情報云々よりも、表札には別の名前が掛かっていたので、住んでらっしゃる人がいた。失礼だし迷惑なのでやめておく。

暫しぼーっと感慨に耽る。
一軒の借家の前でぼーっとしている不審者であった。

帰り道すがらに母親にメールをしてみた。
すると、ここは俺の両親が結婚して最初に住んだ家だそう。まだその借家あるの?と聞いてきた。当時は新築だったらしい。まだその借家があることの驚きと同時に懐かしがっていた。

何かその当時のことを思うと涙が出そうになる。何の感情なんだ、これは。

長年の謎が解けた。理由はよく分からないけど来れてよかったという感情が残った。

物思いに耽りながら帰路へ。

帰り道に撮った一枚。



チャリ旅楽しかった。