2015年1月5日
島根旅行2日目
朝は寝不足気味。昨日あんなに疲れていたはずなのに、空調の調整が難しく、あまり快眠できず。
旅館で朝ご飯をいただき、温泉津駅へ。
夕方の昨日とは雰囲気が違い、なんともすがすがしい駅のホーム。
この日はいよいよ世界遺産、石見銀山へと向かう。
温泉津駅から一両のこじんまりとした列車で大田市駅へ。
この列車に乗ったあたりから旅への期待が膨らんできる。
やはり、見知らぬ土地でローカル線に揺られるのは楽しいものだ。
温泉津から大田市駅までは一時間程度だったような気がする。
温泉津が西側、大田市が東に位置する。
そしてこの乗っている山陰本線は日本海岸沿いを走っているため、日本海の景色を眺めながら揺られる。
そこまで時間がかかったようには思わなかった。
大田市駅からは石見交通バスで30ほど。
バスが車でしばし時間があったので、うろついたり、一服したりして時間を潰す。
駅からは幼稚園児と思われる子どもたちが保母さんに連れられて楽しそうに出てきた。
バスはほんの10分ほどで、秩父の山奥を思わせるような山道を進んでいった。
大森というバス停で下車。
ここで下車したのには理由がある。
ここで、レンタサイクルを借りる計画だったのだ。
ここのバス停のすぐ隣に、貸自転車がある。
マップルによると、移動は自転車でないと厳しそうだ。
さっそく借りようとすると、普通自転車は3時間で500円、電動自転車は2時間で700円である。
ちょっとだけ迷ったが、店主の、「借りた人はみんな一様に、電動でよかったっていうよ」との言葉に電動に決める。
そして初めて電動自転車に乗った。最初の漕ぎだす時のぐんっ、って感じが慣れない。
しかし、慣れてくると、この電動自転車が楽しくて楽しくてしょうがなくなった。
1月なので、寒かったが、涼しい風を切ってすいすい走っていくのがなんとも気持ちがいい。
気分はサイクリング。世界遺産を軽快にサイクリングなんて何とも颯爽としている。
そして石見銀山のハイライトと言えば、実際に開坑されて使用されていた洞窟、龍源寺間歩。
ここまでは2.5キロほどで、徒歩だと、50分もかかる。
しかも坂道が多い。
後日談だが、これは本当に自転車で、しかも電動にしておいてよかった。
楽だったというのもあるが、何より爽快で、自転車に乗っているのが楽しくてしょうがなかった。電動自転車ってあんなに気持ちがいいものなのね。
銀山公園で一服を終え、いざ出発!と言いたいところだが、最初龍源寺間歩とは全く違う方向の山道に突入してしまい、完全に道を誤っていた。
30分ほど漕いだところで、すでに体力の限界が見えてきそうな急こう配。坂が多いとは聞いていたが、これは半端じゃない。こんなの普通の自転車では絶対に登れないだろ!って思っていたら…
途中で、地元民と思しき犬の散歩をしていた、おっちゃん二人組に声をかけられる。
“にいちゃんら、龍源寺間歩いくの?”
まあ、俺らは完全に地元民ではないので、明らかであったのだろう。
そうですと答えると、
この道は全然違く道。とんでもない道。龍源寺間歩にはいかないという返事が返ってきた。
どうりでおかしいと思ったんだよ。完璧ガチ山道で、観光のにおいも微塵もなかったから。
ってか、偶然にも親切な人に出会えてよかった… 取り返しのつくところで引き返すことができた。
で、何とか正規のルートに戻ることができ、いざ出発!(2回目)
この道が走っていて本当に気持ちいい。体を動かしているので、風が涼しい。
坂もあるにはあるが、電動なので、何の負担にもならない。
何より先ほどのガチ坂道に比べたらないようなものだ。
15分ほどで龍源寺間歩に到着。自転車は駐輪場があり、そこから5分ほどは歩く。
入り口には自動販売機が設置されていたが、木の枠に囲まれており、何ともおしゃれ。
チケットを購入し、中へ。
入り口には“石見銀山遺跡 龍源寺間歩”のモニュメントが。
実は入り口辺りで、地域のボランティアに人による無料ガイドはどうですかと声を掛けられていた。
何の知識も持ち合わせていなかったし、無料ということなので、せっかくだからお願いすることにした。
暗闇の中、黄色いライトで照らされた洞窟内を進む。
あまり長い洞窟ではないが。雰囲気はある。
外に出て念願の石見銀山スタンプもゲット。
入り口と出口は別の場所で、出口には香り袋を売っている店が。ここは有名らしく、マップルにも載っている。
こういう感じに非常に弱く、当然香り袋をお買い上げ。
帰りは来た道をゆっくりと戻った。
途中、どうしても寄りたかったのが、清水谷製錬所跡。
ここも石見銀山の世界遺産登録区分の中でも非常に有名な場所で、ガイドブック等にも写真が掲載されている。
今回のこの、石見銀山旅行、なんせ人がいなくていい。
驚くべきほど人が少なく、とても気持ちがいい。
このサイクリングロードも、龍源寺間歩もほとんど人がいない。
清水谷精錬跡に関してはなんと俺らしかいなく、貸切状態であった。
山の中だから、静かでいいね。
その後、近くにあったやまぶきという喫茶店でお昼ご飯。
昨日既に食べるものは決めていた。
出雲そば、そして今日は三味割り子そば。
これおいしい。味がどんどん変わっていくのがいい。
食事を済ませ、トイレを済ませ、次に行ったのが、“銀の店”
ここ、石見銀山エリアは銀細工が非常に有名。
流石、銀山。世界遺産登録されただけはある。
昼食を食べた近くに、銀細工の店を発見。覗く。
その後はレンタサイクルを返却しに行った。
二時間は既に普通にオーバーしていたが、店主は普通に大丈夫っすよ、と通常料金で返すことができた。なんて優しいんだろう。
そしてその後は徒歩で、大森エリアへ。
大森エリアは自転車よりも徒歩で回るのがおすすめ。
自転車や車があまり似合わない場所だ。
ここは江戸時代の鉱山町。ノスタルジックという言葉以外見つからないほどに雰囲気ある街並みだ。
で、ここのエリアで一番よかったのが、石見銀山のオリジナルブランドショップ、群言堂。
石見銀山発祥というブランド。
俺の奥さんが最高に気に入っちゃってた。
和モダン好きな人にはたまらないだろうな。
ホテホテと歩き、銀の店に。
先ほども少し迷ったが、せっかく石見銀山に来たんだしということで、思い切って買ってしまった。
ネクタイピンとペンダントチェーン。石見銀山の銀細工だ。
ゴールは城上神社。
ここで鳴き龍を確かめ、帰路へ。
帰りに銀山公園の観光園内所へよると、なんと温泉津まで帰れる乗合タクシーが。
時間はバスで大田市まで戻り、電車で帰るより早い。
さっそく申し込む。
なんと乗り合わせるもう一組の乗客が、イタリア人の親子だという。
渋い。渋過ぎる。なぜ日本に来て、石見銀山なんて渋過ぎるチョイスをしたのであろうか、って人のこと言えないけど。
温泉津に到着し、龍御前神社へ。ここは少し高台になっていて、途中にタヌキに出くわす。
写真をとろうとして誤ってフラッシュをたいてしまい、もうダッシュで逃げて行った。申し訳ないことをした。
そして薬師湯に入った。
昨日は入れなかったからね。地元の人も多く、かけ湯もなしに飛び込んでいくのは少しどうかと思ったが、せっかくの名物温泉だ。
元湯は入れなかったな… どれだけ熱いのか入ってみたい気もしたけど…
そんなこんあで2日目終了。
3日目はただの帰路だ。
ゆがわやから温泉津駅まで行くときに、宿の人が気を利かせて、温泉津をぐるっと一周案内してくれた。
帰りの空港は萩・石見空港。
温泉津から益田駅へ。この電車が長い…2時間近くかかったのかな。
益田駅で空港行きのバスチケットを購入。
無事に羽田に到着することができましたとさ。
島根旅行2日目
朝は寝不足気味。昨日あんなに疲れていたはずなのに、空調の調整が難しく、あまり快眠できず。
旅館で朝ご飯をいただき、温泉津駅へ。
夕方の昨日とは雰囲気が違い、なんともすがすがしい駅のホーム。
この日はいよいよ世界遺産、石見銀山へと向かう。
温泉津駅から一両のこじんまりとした列車で大田市駅へ。
この列車に乗ったあたりから旅への期待が膨らんできる。
やはり、見知らぬ土地でローカル線に揺られるのは楽しいものだ。
温泉津から大田市駅までは一時間程度だったような気がする。
温泉津が西側、大田市が東に位置する。
そしてこの乗っている山陰本線は日本海岸沿いを走っているため、日本海の景色を眺めながら揺られる。
そこまで時間がかかったようには思わなかった。
大田市駅からは石見交通バスで30ほど。
バスが車でしばし時間があったので、うろついたり、一服したりして時間を潰す。
駅からは幼稚園児と思われる子どもたちが保母さんに連れられて楽しそうに出てきた。
バスはほんの10分ほどで、秩父の山奥を思わせるような山道を進んでいった。
大森というバス停で下車。
ここで下車したのには理由がある。
ここで、レンタサイクルを借りる計画だったのだ。
ここのバス停のすぐ隣に、貸自転車がある。
マップルによると、移動は自転車でないと厳しそうだ。
さっそく借りようとすると、普通自転車は3時間で500円、電動自転車は2時間で700円である。
ちょっとだけ迷ったが、店主の、「借りた人はみんな一様に、電動でよかったっていうよ」との言葉に電動に決める。
そして初めて電動自転車に乗った。最初の漕ぎだす時のぐんっ、って感じが慣れない。
しかし、慣れてくると、この電動自転車が楽しくて楽しくてしょうがなくなった。
1月なので、寒かったが、涼しい風を切ってすいすい走っていくのがなんとも気持ちがいい。
気分はサイクリング。世界遺産を軽快にサイクリングなんて何とも颯爽としている。
そして石見銀山のハイライトと言えば、実際に開坑されて使用されていた洞窟、龍源寺間歩。
ここまでは2.5キロほどで、徒歩だと、50分もかかる。
しかも坂道が多い。
後日談だが、これは本当に自転車で、しかも電動にしておいてよかった。
楽だったというのもあるが、何より爽快で、自転車に乗っているのが楽しくてしょうがなかった。電動自転車ってあんなに気持ちがいいものなのね。
銀山公園で一服を終え、いざ出発!と言いたいところだが、最初龍源寺間歩とは全く違う方向の山道に突入してしまい、完全に道を誤っていた。
30分ほど漕いだところで、すでに体力の限界が見えてきそうな急こう配。坂が多いとは聞いていたが、これは半端じゃない。こんなの普通の自転車では絶対に登れないだろ!って思っていたら…
途中で、地元民と思しき犬の散歩をしていた、おっちゃん二人組に声をかけられる。
“にいちゃんら、龍源寺間歩いくの?”
まあ、俺らは完全に地元民ではないので、明らかであったのだろう。
そうですと答えると、
この道は全然違く道。とんでもない道。龍源寺間歩にはいかないという返事が返ってきた。
どうりでおかしいと思ったんだよ。完璧ガチ山道で、観光のにおいも微塵もなかったから。
ってか、偶然にも親切な人に出会えてよかった… 取り返しのつくところで引き返すことができた。
で、何とか正規のルートに戻ることができ、いざ出発!(2回目)
この道が走っていて本当に気持ちいい。体を動かしているので、風が涼しい。
坂もあるにはあるが、電動なので、何の負担にもならない。
何より先ほどのガチ坂道に比べたらないようなものだ。
15分ほどで龍源寺間歩に到着。自転車は駐輪場があり、そこから5分ほどは歩く。
入り口には自動販売機が設置されていたが、木の枠に囲まれており、何ともおしゃれ。
チケットを購入し、中へ。
入り口には“石見銀山遺跡 龍源寺間歩”のモニュメントが。
実は入り口辺りで、地域のボランティアに人による無料ガイドはどうですかと声を掛けられていた。
何の知識も持ち合わせていなかったし、無料ということなので、せっかくだからお願いすることにした。
暗闇の中、黄色いライトで照らされた洞窟内を進む。
あまり長い洞窟ではないが。雰囲気はある。
外に出て念願の石見銀山スタンプもゲット。
入り口と出口は別の場所で、出口には香り袋を売っている店が。ここは有名らしく、マップルにも載っている。
こういう感じに非常に弱く、当然香り袋をお買い上げ。
帰りは来た道をゆっくりと戻った。
途中、どうしても寄りたかったのが、清水谷製錬所跡。
ここも石見銀山の世界遺産登録区分の中でも非常に有名な場所で、ガイドブック等にも写真が掲載されている。
今回のこの、石見銀山旅行、なんせ人がいなくていい。
驚くべきほど人が少なく、とても気持ちがいい。
このサイクリングロードも、龍源寺間歩もほとんど人がいない。
清水谷精錬跡に関してはなんと俺らしかいなく、貸切状態であった。
山の中だから、静かでいいね。
その後、近くにあったやまぶきという喫茶店でお昼ご飯。
昨日既に食べるものは決めていた。
出雲そば、そして今日は三味割り子そば。
これおいしい。味がどんどん変わっていくのがいい。
食事を済ませ、トイレを済ませ、次に行ったのが、“銀の店”
ここ、石見銀山エリアは銀細工が非常に有名。
流石、銀山。世界遺産登録されただけはある。
昼食を食べた近くに、銀細工の店を発見。覗く。
その後はレンタサイクルを返却しに行った。
二時間は既に普通にオーバーしていたが、店主は普通に大丈夫っすよ、と通常料金で返すことができた。なんて優しいんだろう。
そしてその後は徒歩で、大森エリアへ。
大森エリアは自転車よりも徒歩で回るのがおすすめ。
自転車や車があまり似合わない場所だ。
ここは江戸時代の鉱山町。ノスタルジックという言葉以外見つからないほどに雰囲気ある街並みだ。
で、ここのエリアで一番よかったのが、石見銀山のオリジナルブランドショップ、群言堂。
石見銀山発祥というブランド。
俺の奥さんが最高に気に入っちゃってた。
和モダン好きな人にはたまらないだろうな。
ホテホテと歩き、銀の店に。
先ほども少し迷ったが、せっかく石見銀山に来たんだしということで、思い切って買ってしまった。
ネクタイピンとペンダントチェーン。石見銀山の銀細工だ。
ゴールは城上神社。
ここで鳴き龍を確かめ、帰路へ。
帰りに銀山公園の観光園内所へよると、なんと温泉津まで帰れる乗合タクシーが。
時間はバスで大田市まで戻り、電車で帰るより早い。
さっそく申し込む。
なんと乗り合わせるもう一組の乗客が、イタリア人の親子だという。
渋い。渋過ぎる。なぜ日本に来て、石見銀山なんて渋過ぎるチョイスをしたのであろうか、って人のこと言えないけど。
温泉津に到着し、龍御前神社へ。ここは少し高台になっていて、途中にタヌキに出くわす。
写真をとろうとして誤ってフラッシュをたいてしまい、もうダッシュで逃げて行った。申し訳ないことをした。
そして薬師湯に入った。
昨日は入れなかったからね。地元の人も多く、かけ湯もなしに飛び込んでいくのは少しどうかと思ったが、せっかくの名物温泉だ。
元湯は入れなかったな… どれだけ熱いのか入ってみたい気もしたけど…
そんなこんあで2日目終了。
3日目はただの帰路だ。
ゆがわやから温泉津駅まで行くときに、宿の人が気を利かせて、温泉津をぐるっと一周案内してくれた。
帰りの空港は萩・石見空港。
温泉津から益田駅へ。この電車が長い…2時間近くかかったのかな。
益田駅で空港行きのバスチケットを購入。
無事に羽田に到着することができましたとさ。