電力の弐…

屋根に敷き詰まる2kwの透光型パネルは
アマノテラスの恩恵を受けながら
そのビルの端々にまで明かりを灯し
10kwの別備えは
更に多くの恵みの束を
遠くや近くの誰や彼やへと送り続ける…

再生可能エネルギーの全量買取り事を
眉唾電力大企業に義務づけまくった
固定価格買取り制度…
今まで認証を受けた発電設備の九割は
言わずと知れた太陽光発電…

それもその筈
少しの空き地と少しのやる気があれば
何処も彼処も誰でも発電可能姉妹
思いたった吉日から事業化までも短く
官民問わず未だに広がりを見せる…

兎にも角にも数年後は電力全面自由化…
独占電力事業の
やりたい放題が見直され
口車合わせの料金規制も廃止されれば
経産省からの天下りにも
今までのような旨みが無くなる…

ただ、あらゆる電力の可能性を試す中
そこに集まる利権に
新たな原子力ムラが出来てしまうなら
それはそれで元も子も無い…