徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

楽器トンコリ…

2013年02月23日 | 日記
樺太のアイヌ達に奏でられたと伝わる
琴のようなその楽器は
一本の木をくり貫いて胴体を作り
天板には音を響かせる為の穴が開く…

長さは握りこぶしで約七個から十五個
幅は見た目で
15cmか16cmといったどんぶり勘定…

原材はエゾマツやイチイやホオノキ
弦には蝦夷イラクサの繊維や
鯨、鹿、トナカイの腱が使われている…

通常五弦と思えばどっこい
三弦や六弦トンコリもあってクリビツ…
抱き抱えるように持ち
弦を押さえず両手で弾くように奏でる…

楽器を振るとカラカラカラと
取れなくなった百年玉の様な音がして
聞けばその玉がトンコリの命なのだと…

アイヌの世界では
楽器のひとつにさえ精霊が宿ることが
何ら不思議で無いらしい…

なんとファンタスティックな幻想か…

電飾の残酷…

2013年02月23日 | 日記
樹木に巻きつく電球電飾は
夜の闇を煌々と照らしてまわりながら
その木の体内時計を潰し狂わせる…

樹木は文句を言わないが
そんな明りの煌めきはどれほど綺麗か
二月も下旬…