移りゆく季節のなかでひたすら我が家の庭に
咲きつづける花々をご覧下さい。
義母は40年以上盆栽を作り、草花を愛でてきました。義母にとって盆栽は
生涯で一番の楽しみでした。
しかし、アルツハイマーという病にかかり、記憶がなくなり、好きだった 草
花を愛でる事が出来なくなりました。私は、残された盆栽の一部を庭に移植し、
義母の草花を引き継いで育てています。義母の人生を重ねた草花を受けつぐこと
に、私はある種の喜びを感じています。それは、義母の思いを託された気がする
からです。少しでも多くの方々にこれらの花々を見ていただきたく、ここに掲載
する事にしました。
2005年12月11日義母は逝去しました。亡き義母の思いは、今もなお我が家の庭に季節を知らせて
くれています。
今年の春の庭は忙しく花々が咲きだしました。つつじ、山芍薬、牡丹がさき毎日違った風景が見られます。