おもしろい本見つけました。
よく、サンペイさん 本を読みます。 寝床には、本がたくさん つん読。
活字で目が疲れると 眠気がさすからでしょうか?
さて この本、『独居老人』スタイル 読んで字の如く。
一般的には、晩年、独り暮らしが さみしく哀れで弱者と思われがちですが、
固定概念や偏見をぶち破り、あえて独り暮らしを選択したライフスタイルがおもしろい。
独特な生活シーンで、いろいろなライフスタイルの老人がいることを紹介した 本です。
まさに、電子書籍の時代にそぐわない、我々も少し時代に乗り遅れた老人に近いのかも?
すべて、読み切ったわけではないのですが、登場人物たちの生活風景写真がたくさん差し込んでいるので、その画像だけで笑えるのです。
だいたいは、裕福ではなく小さな部屋で好きなものにだけに埋もれている。
お金もなく、家族もなく、煩わしい人間関係もなく、将来への不安もなく、誰に気兼ねなく、
あえて独居老人でいること、あえて空気をよまないこと。
好きなことを好きなように暮らすスタイル。
チラ読みするだけで、かなり 変です。 変態です。
ちょっとだけ、年齢はいってしまったけれど、哀れでもないし、情けなくもない 老人がいるのだから、
著者は、独り暮らしだから さみしくみじめで、哀れで情けないと考えるのは偏見だと 述べている。
なぜか、私の知りうる周囲の人でもいろいろな事情や様々な環境で、かつ独り暮らしの人がいますが、必ずしも不幸ではないようですね。
表紙の絵も 登場している老人が書いた絵。
この本を手にした理由もわかるような気がする。
自分たちも年々歳を重ね、最近、終活の心得みたいな事を意識している。
夫婦とて 同時に死に逝く確率は低いわけで、独り残ったときは?
なんて、時々話し合ったりするからなのです。
自分がやり残したことはないか? もし、独り身だったら何をしたいか?
周りに迷惑をかけないようにするには? などと話しながらお酒を飲んだりするからかもしれない。
若い人にはあまり実感がないかもしれないが、こういう人生もあるんだな~と
この本に登場するマニアックな 老人達のようにならなくとも、
ちょっとだけ、肩ひじ張らなくてもいいのかも?
とホッコリ ちょっと笑える 変人老人がおもしろい。