今日は新国立劇場で13時からの観劇があるので、いつもの通りランチは神保町でどこか探すことにした。いろいろ考え、先日の同じようにランチョンに来て見たら、11時半の開店時間直前にもかかわらず行列ができていた。並んでいれば開店時に入れたかもしれないが、それはやめにして、カレー屋の仙臺(せんだい)に行ってみようと思った。
仙臺は洋食屋であるがカレーをたのむ人が多く、種類もいっぱいある。今年、どこかのテレビ局でタレントが食レポをやっていたのを見て機会があれば行ってみようと思っていた。
神保町の交差点から歩いて5、6分。大通りから一筋内側に入った静かな一角にある。中はカウンター席だけのように見えた、入ると奥から詰めて座ってくれと言われ、腰かける。注文は牛タンカレー800円と決めていた。ライス300グラムが並盛りのようだがこれで十分だ。
しばらく待って出てきた牛タンカレー。店の名前が仙臺というのは、やはり仙台に何かゆかりがあるのか、仙台といえば牛タンが有名なのでここでも扱っているのか、その辺は全然知らないが、黒褐色のルーがたっぷりとかけられたカレーはうまそうだ。
食べてみると、カレーの味は最近はやりのスパイシーカレーとは全く異なり、どちらかといえばおとなしい、上品な味だ。ビーフシチューのような感じと言った方が良いかもしれない。店の外には欧風カレーののぼりがある。300グラムも食べられるかなと思ったが、全然問題なく食べられた。牛タンは大きくて柔らかかった。
私のとなりに座った若者は「ライス特盛り」を注文しており、すごい量をペロリと平らげていた。
店内の壁にはカウンター席からよく見えるところに「ご遠慮願います」として、スマホいじり・ゲーム・書類作成・長話など、書いてある。最近はスマホをいじりながら食事している人間もいるから、この店では許さんぞ、という年配の店主の教育的指導だろう。昔はこんなおやじがいっぱいいたものだ。
美味しかった、ご馳走様でした。