ロンドンから帰国してもう1か月近く経過してしまったが、現地滞在中に聴きに行った音楽公演があと3つあるので、忘れないうちに順次投稿したい
ロンドン旅行時にサウスバンクのロイヤル・フェスティバル・ホール(RFH)で開催されたクラシック音楽公演を聴きに行った
2024年11月6日水曜日午後7時30分開演、時間約2時間10分、「ヴィキンガー・オラフソンがブラームスを演奏」と題した公演
ロンドンに来た時、是非訪問してみたいと思っていたホールがいくつかあった、RFHもそのうちの一つだ、RFHはテムズ川の南側にあるサウスバンク地区にある、サウスバンクにはそれ以外も国立劇場などの文化施設がある、劇場はウォータールー駅から歩いて10分弱のところにある
チケットを出してホールの中に入り、4階に上がり、そこにカフェとソファーがあり開場を待つ、入場時にプログラム・ノートがもらえた
ホールの中に入ると我々の座席はホールのちょうど真ん中、ステージが良く見えるところだった、内部のイメージは日本のホールと変わらなかった
今回の公演の目玉はブラームスピアノ協奏曲のピアノを弾くオラフソンだ、名前は知っていた、調べて見ると彼は1984年、アイスランド生れ、ジュリアード音楽院で学び2008年卒業、ジュリアード・オーケストラ、アイスランド交響楽団などと共演し経験を積み、2016年にはドイツグラモフォンと専属契約、以降、ほぼ毎年アルバムをリリースしてる
世界各地で演奏活動も活発に行なっており、日本にも4回来日、NHKのクラシック倶楽部で2020年12月の庄司紗矢香との共演を観たことがある
ピアノコンクールで優勝したわけでもないのにこれだけの実績を出せるというのがすごいと思う、コンクール入賞が手っ取り早いスターへの近道だろうが、そうでもない例が欧州にはいっぱいあるように思え、日本の関係者も大いに参考にすべきでしょう、もちろん、日本と欧州のクラシック音楽に対する理解や支援などの環境は異なるでしょうが
今日のオラフソンのブラームスのピアノ協奏曲は昨年も弾いて絶賛されたもののようだ、私はピアノを弾けないので、彼の演奏のうまい下手はわからないが、大きな拍手を浴びていた、ロンドンでは人気ピアニストのようだ
さて、RFHのオーケストラ公演を聴いて気付いた点を一つ、演奏開始時間近くになるとロンドンフィルのメンバーがステージに三々五々上がってくるが日本のように拍手はおこらない、これは翌日のバービカン・ホールでも同じだった、また、帰国してからテレビで観たベルリンフィル1997年の定期演奏会(バレンボイム指揮)の開始前の様子も同様だった
楽しめました
出演者
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エドワード・ガードナー/指揮者
ヴィキングル・オラフソン/ピアノ
曲目
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(休憩)
フレイヤ・ウェイリー=コーエン:母国語(世界初演)
バルトーク:『奇跡のマンダリン組曲』
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