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気ままに生活してるシニアの残日録

池袋西武「ikebukuro LA BETTOLA da Ochiai」でランチ

2024年07月08日 | グルメ

用事があって東京に出かけた際、池袋でランチを食べることにした。いつもは東武のレストラン街に行くことが多いのだが、この日は、本格イタリアンで有名な池袋西武8階に出店している「イケブクロ  ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」に行ってみた、初訪問。

これは、先日、テレビでシェフの落合務氏が出演している番組を見る機会があり、その人柄に惹かれて一度行ってみようと思っていたからだ。そのテレビ番組では、落合氏がどのように修行してきたのかを紹介し、更に、3年前に悪性リンパ腫ステージⅣと診断され、療養生活の中で料理人として新境地が開けたという話を紹介していた。

いくつかその内容を紹介すると、

  • 若い時イタリアに料理の修行に行き、日本に戻り、イタリアで学んだのと同じ味のイタリアンを出したら、全然客が入らなくて苦しんだ
  • そのうち、日本在住のイタリア人が客として来てくれるようになり繁盛しだした
  • 悪性リンパ腫になって、今までは野菜をほとんど食べなかったが食べるようにした、いままでは家庭で料理することは全くなかったが、料理するようになった
  • 家庭料理はレストランとは違い、レシピ通りにきっちり作る必要はない、不足する材料や調味料などがあれば、あるもので工夫するのが家庭料理だ

落合氏のいいところは、非常に明るい、人懐っこい性格であるところだ、テレビを見ていて親しみが湧くような人と感じた。悪性リンパ腫になった時も深刻にならずにいられるところがすごい。

そこでぜひ一度落合氏のレストランに行って氏の本格イタリアンを食べてみたくなった、多分高い値段の店だろうなと思って調べてみると、池袋西武にも店がある、そして値段も普通だ、先週も一度、開店直後の11時20分くらいに行ったら満席と出ていたので、あきらめて別の店にし、今週、また行く機会があったので今度は11時50分くらいに行ったら、やはり満席で、5人くらい待っていたので、仕方なく椅子に座って待つことにした。

10分ちょっと待って入店できた。4人掛けのテーブルに案内されると、テーブルにはランチメニューが置いてあり、2,200円くらいの前菜+パスタのコースと、3,500円くらいの前菜+パスタ+メインのコースがあった。私はそんなに食べないので前菜+パスタのコースを選び、ドリンクサービスで220円のジンジャエールを注文した。

前菜もパスタも何種類から選ぶ方式で、前菜盛り合わせと、海老とルーコラ、白ごま入り アーリオオーリオスパゲティをたのんだ。アーリオオーリオとはペペロンチーノのことで、オリーブオイルとニンニクでスパゲッティを炒めて、赤い唐辛子を入れたものだ。最近読んだ本で若手ピアニストの藤田真央が書いた「指先から旅をする」(文芸春秋)で、彼が「私はアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを愛してやまない」と述べている、あのアーリオ・オーリオである。

前菜は7種類の盛り合わせでおいしかった、ワインが飲みたくなるような内容だった。パスタは圧巻であった、ニンニクの匂いでかなりのインパクトがあり、小さいバナメイエビというのかブラックタイガーと呼ぶのか、これがいっぱい入っている。パスタにこれらのソースとエビが絡んで大変おいしかった。

店内を見渡すとすべて4人掛けのテーブルになっており、そこに私のような一人客も案内されるので、効率は良くないと思った。二人掛けのテーブルを増やしてもっと客を入れたらいいのにと思った、また、12時50分くらいまでいたが、空席となっているテーブルが複数あるのに外に行列ができていたのが解せなかった。

いずれにしても味は素晴らしかったし、空間にも余裕があるので店内はあまり騒がしくなく、落ち着いた雰囲気でよかった。そして客はすべて女性であり男性は見える範囲では私一人だった。女性客の支持をいかに得るか、というのがレストラン経営のキモなのかもしれない。

ご馳走様でした

 



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