なぜ山にひかれるのか?を考えてみる。わたしの場合は、時間の長さの違いがあんまりにも大きいがゆえに絶望することと反対にわれの微細さをはっきり認識することが精神的にあいまいさのない潔さとでも言いますかとにかく山に向かったとき、すがすがしいんです。肉体をもった人(私)のあやふやな短い生の時間と、気の遠くなるような自然(山)の悠久の時を感じる時、人(私)は自分の居場所と意味を見出します。ほんとにちっぽけな存在をきっちり自覚するというか、認識するというか、とにかく自分は今これなんだと。そんなきちんと理解できる心の形がいいですね。まあ、とやかく言わず山へ向かいたい。