No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

富山その7(終わり):夜

2014-05-06 | 街:富山











夜は、ホテル近くのキトキト料理(富山湾の新鮮魚)の店に行った。駅前と市役所近くにも繁華街があり、そちらの方が賑わってるようではあった。この日は夜から雨が振り、移動も大変だったので、遠征は諦めた。(出来ることなら、富山シネマ飲食店街にも行きたかった)
毎度のことではあるが、飲み食いに集中してしまい、食べ物の写真は撮り損ねてしまった。白エビの天ぷらは絶品だった。富山湾は急激に深くなる独特の地形で、そこで撮れる魚介類は独特かつ新鮮なのである。また、締めの富山ブラックラーメンも最高だった。

さて、富山の夜の街についていえば、僕が歩いたのはメインの繁華街ではないため、アーケード街なんて結構寂しい感じであった。寂しい割には食べるお店は結構あるので、旅情は豊かに感じると思う。2泊したかったのが正直なところだが、諸般の事情があり、これで富山の旅は終わる。あとは帰りがけに筒石に寄って家路につくのであった。


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富山その6:積み重ねたもの

2014-05-06 | 街:富山







別に創業ウン百年の老舗でなくても、積み重ねた歴史を感じさせるお店や建物もある。それは意外と、地元では当たり前過ぎて意識されていないことが多い。僕の周りにだってある筈だけど、意識していないだけかもしれない。旅に出ると、各地のそんなものが新鮮に眼に入ってくる。僕の周りの同じものに眼を向けなければと痛感する。


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富山その5:M3に入れ放しだったフィルム(橋休め)

2014-05-05 | 街:富山

なんだかんだ言って半年近くフィルムが入れっ放しのライカM3。モノクロフィルムは自分で現像していて、これまではLPLのステンレスタンクを使用していた。最近、リールが少し歪んできているようで現像結果が思わしくない。そこで先日、前から使いたかったパターソンの現像タンクを入手したのである。この現像タンクを使いたくて、M3の残りフィルムの消化を図ったのである。ロシアンレンズのジュピターをフィルム機での撮影結果を確認できるので一石二鳥である。現像日の水温は19度で安定しており、現像自体は問題なく終わった。でも実は問題ないこと自体が大問題であったのだ。

どういうことかというと、僕はM3のなかに、コダックのTMAX100が入っていると思っていた。だからセコニック(単体露出計)もISO100に合わせていた。ところが、取り出してみると入っていたのはTMAX400、つまりISO400のフィルムであった。2段階も露出がずれていたことになる。にも関わらずフィルムは大体適正露出であった。撮影段階(露出計精度も含む)に問題があるのか、現像工程なのか・・・。結果オーライとみるできか。とほほである。

Leica M3 / Jupiter 50mm F2

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富山その4:鎮守の守り猫

2014-05-05 | 街:富山





基本的に僕のブログは、自分の備忘録を兼ねている。撮影と掲載の日が余りずれると具合が悪い。どんどん消化していく。
昨日掲載した富山シネマ飲食店街を見つけた時、僕は建物の前で呆気にとられ立ち尽くしてしまっていた(大げさ)。呆然と建物を見上げていると、何やら背後からの視線を感じた。周りには人はいない筈である。視線を感じた方向を見ると、そこには小さなお宮さんがあった。ちょっと神々しいものを感じ、お宮さんに近づくと、視線の主がいた。それは一匹の「猫」であった。まるで置物のようにピッタリとその場に収まっている。近づいても、姿勢を正したままコチラをじっと見ている。写真を撮っても、微動だにしない。
「もしかして、ここから立ち去って欲しいのか」そういう不安な思いが湧いてくる。早々に撮影しようと、内部を一周して戻ってくると、猫はまだ同じ場所にいた。戻ってきた僕を見ると猫は背伸びをして、そこから動きどこかに消えていった。その姿は、余所者から何か大事なものを守っていたかのようであった。

でも、実は僕は知っているのだ。猫は、エサが貰えるかもしれないと思って待っていたのだ。どうも貰えそうにないと分かると奥に消えていったのである。

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富山その3:富山シネマ・昭和の残滓

2014-05-04 | 街:富山















導かれるという言葉がある。今日明日の二日間は、富山散策中に何かに導かれて出会ったモノの写真である。朝6時前に出発の弾丸ツアー(自分でやっているだけで本当のツアーではありません)で、「ほたるいかミュージアム」に行ったり、高岡市内を散策したり。夕刻近くに富山市内の散策をする頃には、もうクタクタであった。自動販売機で飲み物を買おうと歩いた先を見上げると、そこにこつ然と「富山シネマ飲食店街」は姿を現した。実は、ここでもう一つ導かれたものに出会ったのだが、それは明日の話。
一体これは何なのか。足を踏み入れると、どうも昔の映画館を再利用した飲食店街らしい。といっても、その飲食店街自体も、相当古くさい。まさに「ゲ◯(失礼)」と「立ち小◯(失礼)」の匂い立ちこめる昭和の飲屋街である。

ここで、言い訳をさせて貰いたい。一応今回のツアーには複数の機材とレンズを持っていった。だが、疲れ果ててからの夕方散策。小さなカメラバッグにはライカと40mmレンズの付いたEOSしか入っていない。全然画角が足りなくて収まらないのである。ホテルの部屋には17ミリからのズームレンズがあるというのに。ホテルまで往復すれば軽く30分以上かかる。夕食のお店を予約済みなので、それでは間に合わない。じゃあ夕食後に戻るかというと、僕はシコタマお酒を飲むので、それも不可能である。無念、さらば富山シネマ、また会う日まで。

追伸:JR富山駅は、北陸新幹線乗り入れを前に改装中だった。帰宅後に調べたら、この富山シネマ飲食店街も、その余波で今年中に解体されるようである。一期一会になるかもしれない。撮れるうちに撮れ!鉄則である。次はないかもしれないのである。それにしても、僕には夕食のひとときにアルコールを我慢してでも何かを撮ることは出来ないのである。



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富山その2:金屋町の石畳を歩く

2014-05-03 | 街:富山













富山県高岡市・金屋町。銅製品の加工で栄えた町で、石畳を敷いた風情ある通りが有名である。ちょっと見た感じでは、金沢の影響を受けた町との印象を受けた。京文化の影響を金沢を通じて受けているという方がより正確なのだろう。街中には、面白い建物や小物が沢山ある。でも今回は、自分プロデュースの弾丸ツアー。残念ながら、ここでゆっくりする時間はないのであった。
通りを一往復する間に撮った写真をランダムに並べる。僕の写真がショボイだけで、町自体はもっと素敵であったことを明記しておく。

この後、すぐに富山市内に戻ったのである。

Leica M8 / Elmarit 28mm (4th)

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富山その1:路面電車が走る街

2014-05-02 | 街:富山









富山は、路面電車が走る街だ。僕の経験からいえば、路面電車が走る街は大抵良い街である。写真の路線は環状線という路線で、一周約20分程度で、料金は一律200円である。とても分かり易い。片方向のみの周回なので、一個手前の駅が一番遠い駅ということになる。もっとも、1~2区間であれば、歩いてもすぐだし、バスも走っているので、困ることはない。
僕が乗ったのは、2両編成の最新型車輛で、まるでドイツとかオランダ辺りを走っていそうな車輛だった。一泊のみの滞在なので、試しに乗っただけではあるものの、うまく使えば、移動は楽チンになると思う。

Leica M8 / Elmarit 28mm (4th)

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北陸遠征

2014-04-30 | 街:富山

弾丸ツアーだったが、富山方面に遠征してきた。途中、富山寄りの新潟の港町にも寄ってきた。日本全国、殆ど全ての都道府県(熊本と大分を除く)に足を踏み入れたが、富山と茨城は余り印象が残っていない(悪意はありません)。そんな、不思議な街、富山(一部新潟)の写真を明日から掲載しようと思う。写真撮りには、思いの他、楽しい街であった。

Leica M8 / ColorSkopar 25mm

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