<おまけ=道の駅で買った土産>
通常の帰路はこうだ。函館駅から函館ライナーで新函館北斗駅へ移動する。函館北斗駅から新青森駅まで北海道新幹線で移動し、その後は奥羽本線(特急あり)で秋田方面へ戻る。行きは、この逆のルートを使った。最も無駄のないルートである反面、これだと移動が点から点へとなってしまう。時間的に途中下車をすることが困難なのは分かるけど、何か味気なさが残る。わざわざ北海道まで来たのだから、少しだけでいいから他の町も見てみたい。
そんなわけで帰路は、「道南いさりび鉄道」で木古内駅まで移動することにした。木古内駅は北海道新幹線も停まる駅だ。周辺を少し歩いた後、北海道新幹線に乗ろう。ちなみに窓口で清算したところ、新幹線特急代金が一区間割引になった。その割引分と道南いさりび鉄道の乗車券が相殺されるくらいだった。料金も得ではないし、時間も掛かる、便利にもならない。それでも海沿いを走るこの鉄道に乗って良かったと思う。木古内の駅前は新幹線駅開業により、すっかり再開発されている。Googleマップのストリートビューでは、まだ古い町並みを見ることはできる。実際にはそれはすっかり消えてしまった。代わりに駅前には、綺麗な道の駅が出来ている。道の駅は変に小洒落ていて、正直風情はなかった。レストランはイタリアンだった。寂しくはあるが、それで良いのだと思う。函館に来る観光客が木古内に立ち寄るとは思えない。地元、順地元の方の利用がメインとなるだろう。そして時には僕のように立ち寄る観光客だっているだろう。そんな姿を見ただけでも、ここに立ち寄った価値はある。なにはともあれ北海道への往復を果たしたことが成果である。(終わり)
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