ところが昨年のことだ。家人いわく、酔って帰宅した僕は何故か関西弁で喋りだしたそうだ。僕が関西弁で喋るのは、京都時代も含めて初めて聞いたそうだ(当時、家人は関西弁を使っていた)。ちゃんと関西弁だったというから、潜在意識下ではマスターしていたのかもしれない。
結論:お色直しされた太陽の塔を見てみたい。
EOS-3 / Velvia(RVP)
ところで、当時住んでいた京都と明石の間は距離にして100Km前後だった。東北の移動で100Kmは序の口だけど、都市部ではかなりの移動となる。当時は遊びだけでなく、仕事でも西明石の営業所によく行った。会社の規定では、100Kmを超える移動では出張手当が付くはずだった。会社の最寄駅から西明石駅まで移動すると100Kmを超えていた。だが、しょっちゅう出かける(業務命令で行ったのだけど)ので、営業所間の移動については会社からではなく、京都駅からの距離で計算するという裏技を会社が使った。冗談みたいだが、それを適用すると移動距離は「99.8Km」となった。朝は早くから電車に乗らなければならないし、明石行きは大変な仕事だった。それにも関わらず、休みの日に明石焼きを食べに行ったり、淡路島まで行ったりしているから不思議だ。もう遠い場所になってしまった明石。機会があればもう一度行きたいものだ。
EOS-3 / Velvia(RVP)
昔のフィルムスキャン。もうこの写真は、いつどこなのか、さっぱり分からない。前後の写真を見ると瀬戸内海らしき海の風景があり、明石大橋のあたりか、岡山あたりだとは思う。この写真をセレクトしたのは、出来が良いからとかではない。昔に撮っていた写真と現在撮っている写真が大体同じようなものだと再発見したからだ。同じことを10年以上続けているのだから、少しは進歩したいものである。
もう死ぬまでに絶対終わらないと思われる昔のフィルムのスキャン作業。フィルムのコマ間に撮影データを記録するデータバッグ、無理してでもあれを付けておけば良かったと今になって思う。撮影年度も使用機材も特定することは困難だけど、少なくとも10数年前の写真である。この建物は造り酒屋さんで、京都の伏見区に住んでいる時に撮ったものだ。何でこのアングルかというと、土手沿いの道を歩きながら撮っているからだ。当時は日曜日に歩いて伏見の造り酒屋さんに行き、直営店でランチと樽酒を頂いて、ほろ酔い気分で歩いて帰る、そういうことをよくした。行き帰りに写真を撮りながらの散歩で、ささやかだけど、ある意味で贅沢なひと時だったと思う。
若かったし、色々仕事で悩むときもあった。それでも自分の足で大地を歩き、自分で世の中を渡っているという確信が持てる時期でもあった。人は何かを得る代わりに、何かを失っていくことを痛感する。それが人生というものかもしれない。
岩手県花巻市のマルカン百貨店。惜しまれつつ、この6月で閉店する。建物の6階には大食堂があり、老若男女を問わず、花巻市民に愛されている。何しろこの食堂は、いつ行ってもそれなりに混んでいる。どんなに混んでも驚異の収容能力なので、入れないということがないのである。閉店まで残り二ヶ月。懐かしの味を求める人たちで、食堂はいっぱいだった。その時点で、東北の飲食店の中で客の数が一番多かったことは間違いない。久しぶりにEOSを使ったらAFが合わず、ちょっと心残りの写真しか撮れなかった。閉店までにもう一度行こうと思う。
EOS 6D / EF40mm F2.8STM, iPhone 6S
スキャンした昔のフィルム写真を掲載する「20世紀写真」のカテゴリである。元フィルムが出てこないので、フィルム種類は分からない。もう処分してしまったが、先代のマクロレンズで撮影した。別にこの写真自体に価値もなければ、意味もない。単に、昔はストレートに綺麗な色を撮ろうとしていたなあ、最近は「渋い色」狙いで、こういう写真を殆ど撮っていないなあ、と思った。それだけの話である。しばらく気候が緩んでいたが、今日は久しぶりの寒気で、雪が舞っている。ピンクのチューリップが咲く日はまだまだ先である。
《8の付く日は 「8na8na-club」》
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EOS-3 / EF100mm F2.8 MACRO
EOS-5 / RDP2
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EOS-3 / EF50mm F1.4 /
それでも、多少なりとも龍安寺で孤独を楽しみたいのであれば、開門と同時に行くか、比較的に空いている6月とか2月に行くべきかもしれない。あるいは、「動中に静あり」の精神で、喧騒の中に静寂を見出すかである。僕は、この石庭は見る者の心を鍛えるのではなく、修行僧が庭を整えることによって鍛えられていると解釈していた。写真の方は、いつ行っても同じような写真を撮り、結果的に同じような写真が何十枚も残っている。
EOS-5 / レンズ不明 / RDP2