No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

シンクロナイズド猫

2024-10-21 | 漁港の猫



双子なのだろうか。ミラーリングした画面のように全く同じ動きをするので驚いた。仲良きことは美しき哉。

X-PRO3 / XF56mm F1.2R WR

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台風と漁港の白い猫

2024-08-15 | 漁港の猫



漁港の片隅で生きる猫。白いのが3匹、黒いのが1匹いるみたいだ。白いのは皆、似たような容貌であり、兄弟とか何らかの血縁関係にあるのだろう。かなり「やさぐれ」化してきているが、多分元々は育ちが良い猫だと思う。どういう経緯でここに来たのかは分からない。あまり良い話ではないことは間違いない。台風前夜、人の気配のない漁港で、猫たちは静かに過ごしていた。

さて、お盆に東北地方を直撃した台風5号。僕はその台風が通過した秋田県に住んでいる。幸いなことに被害はなかった。それどころか殆ど雨も降らなかったし、風も吹かなかった。自然が相手なので、少しでも進路がずれると大きな被害になったかもしれない。それは理解している。報道がなければ我々は目隠しされたも同様の状態であり、大変助かっている。その上で尚、NHKに文句を言いたい気持ちもある。ちょっとあんまりではないだろうか?。NHKの災害関連ニュースは、多くの人にとって重要で、避難等の命に関わる行動に大きな影響を与えてきた。でも残念ながら最近の報道姿勢は、「大きな災害である」ことを強調したい気持ちが勝り過ぎている。まるで極めて礼儀正しいワイドショーのようでもある。今回の台風については、「先日の大雨で被害を受けた東北地方が再び災難に見舞われる」というストーリーに、明らかに固執していた。現地に住む者として、まず何より欲しいのは正確な情報である。分析や予想に伴う警戒情報はその次で良い。実際、天気予報サイトで示唆にみれば、NHKで言うことと全く異なる予想が出ていた。一般民衆は気象のことなんて分からないんだから、我々の言う通りにしなさい。とにかく危険なんだよ。NHKからは、そういう思想を感じる。例えば「明日の朝までの降水量は、東北地方(の多いところ)では約50ミリになる見込みです。先日の大雨で大きな被害を受けた東北地方の日本海側の地域では最大限の警戒が必要です」という報道。確かに多いところでは50ミリを超えたかもしれないが、岩手県や青森県の太平洋側の一部地域だけかと思う。それと先日の雨で被害を受けたところ云々は、別の文脈にある。それを敢えて混同させ、インパクトを与えようとしている。こういうことが続くと、段々と受け手に「結局大したことないだろう」というバイアスが働くようになり、むしろ危険である。参考までに今回の台風では秋田市のある地域から北側に雨が降り、南側は雨すら降らない状況だった(まあこれがずれると確かに状況は変わるけど)。つまり秋田県北部、岩手県と青森県だけに雨が集中し、東北地方でもそれ以外の県には大した雨は降っていないと思う。

この東北地方という括りがいかに大雑把か、少し補足したい。東北地方最北端の青森県の大間町から、最南端の福島県の檜枝岐村までの距離は、直線距離にして500kmを超えている。これは東京から岡山県の備前市までの(直線)距離に相当する。もう岡山城は目の前だ。ではニュースで盛んに言っていた「東北地方の日本海側」はどうだろうか。最北端は同じく青森県の大間町、最南端は山形県の鶴岡市(鼠ヶ関)であり、直線距離にして約350kmとなる。同じく東京からの距離で例えると、大体、滋賀県の大津市までの距離に相当する。あと少しで京都、都入り寸前である。岐阜県とか愛知県で大雨だからといって、東京の人は避難なんかしないと思う。こと東北に関しては、その位の距離感のものを一緒くたにして報道しているのである。違和感を覚えるのも当然である。これは被災地に寄り添う振りをしつつ、視聴者の興味を煽る手法だと思っている(その興味の煽り方は報道的善意に基づくのかもしれないが・・・)。まあそのくらいにしないと、まともに避難行動を取らない人もいるのだろう。でも報道は正確な情報提供が第一優先、何が無くても正確な情報。インパクトとかは後回しにして欲しい。僕は根底に気象庁に対しての不信感を長年持っていて、その八つ当たりもNHKに向いている。熱くなり長文になった。これで終わりにする。

追伸:と言いつつ追伸。最近は番組途中に「いま入った情報です!」とか「速報です!」とぶっ込み、ライブ感を過剰に演出もしている。これも情報の重要度よりも、番組的な「スクープ感」を優先しているからだと思う。



X-PRO3 / XF56mm F1.2R WR
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漁港の猫〜微妙な関係

2023-10-27 | 漁港の猫





「漁港の猫」は、当初は象潟漁港という場所で撮った猫の写真を掲載していた。でも最近では他にも数か所の猫漁港がある。今回は第二の漁港であり、たまたま近くを通ったので、少し立ち寄ってみた。なんか猫が増えていた。あまりよろしくない事態かもしれない。猫たちは総じて人間に親密だった(だから切ないし、良くないことを考えてしまう)。一方で猫同士の関係は微妙でもあった。黒い猫が2匹いて、どちらも人間には懐いている。というより一匹が異様なほど人間にすり寄ってくる。多分餌を貰えるのであれば独占しようと考えているのだろう。僕が動く度に付いてくる。一方で他の猫が僕に近づくと威嚇したりもする。黒猫(一匹)以外の他の猫達は仲が良さそうに見える。まあ僕は餌もおやつも持っていないので、早々に退散した。



X-H2 / XF56mm F1.2R WR
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漁港の猫、おすそ分けをゲットする

2023-07-23 | 漁港の猫



釣り人の背後で静かに待つ猫。釣り人との間に阿吽の呼吸があるのか、おすそ分けにありついていた。諸々のことが重なり、X−H2(ロケットみたいな名前だな)を思う存分使うことが出来ていない。分かったことの一つとして、「アクロス」モードであれば、従前の機種と殆ど差はないということだ。であればより軽量なカメラの方が撮りやすくもある。なんか余計に悩ましい状況になった。引き続き研究していきたい。

X-H2 /  XF16-80mmF4 R OIS WR









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寄り添う時間

2023-07-18 | 漁港の猫
久しぶりに象潟漁港に行けば、久しぶりに茶トラの姿を見た。子猫の頃から知っている猫だ。寄り添っている猫はシャム系の猫で、血縁関係などはないだろう。どういう経緯が分からないが、この2匹は一緒に行動し常に寄り添っているようだ。なんかジンと来る。


X-H2 /  XF16-80mmF4 R OIS WR

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黒猫 キャプションなし

2023-06-14 | 漁港の猫
キャプションなし

GRⅢ
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4月29日の意味〜漁港にて想う

2023-04-30 | 漁港の猫



写真家、上原稔さんが亡くなってから丸3年が経過した。相変わらず東北の町の写真を撮り続けているけど、あの日以来、何かが大きく変わってしまったように感じる。僕の写真の出来栄えは一向に進歩しない。むしろ退化しているようだ。これではいけないと思う。そういえば昨年は3月に左足を骨折し、GW前にギプスが取れた。今年は2月にカテーテルアブレーションの手術を受けて、GW明けに最後の検査を受けることになっている。毎年この時期に、写真を撮ることのできる有り難さ、そのことを噛み締める出来事が起こる。「東北の町撮り写真の神様」である亡き師匠の教えを胸に、少しづつでも進んでいこうと思う。


X-PRO3 / XF23mm F1.4R
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やさぐれ黒猫の安堵

2023-03-25 | 漁港の猫
陽だまりに佇む黒猫。こんな麗らかな陽を浴びているのも、北国の冬を乗り切ったからである。直近のひと月ほどは本格的な降雪はなく、例年よりも過ごし易い冬ではあった。それでも寒風吹きすさぶ漁港での越冬は楽ではなかったと思う。防風林の松林で、やさぐれ猫は安堵しているようだった。


X-PRO3 / XF56mm F1.2R  WR

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青空は少し濁って見えた

2023-03-18 | 漁港の猫






今年は雪が少なかったせいか、気持ち的にも春を迎える準備が出来ている。気候も暖かで、空も青い。殆ど春といって良い季節が北国にも来た。僕はよく象潟漁港に猫を見に行く。今回訪れた漁港はそれとは別の場所だ。そこには長毛種の猫がいた。愛想が良いとは言えないが、普通に近づいてくる姿から飼い猫だったことは間違いない。そもそもこんな猫が根っからの野良猫の訳がない。何故ここで暮らすことになったのか、いつから暮らしているのか。それを考えると切なくなる。春が来た筈の青空が、どことなく濁って見えるのは、黄砂のせいだけなのだろうか。


GRⅢ
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漁港の猫・定点観察

2023-02-15 | 漁港の猫

  
前2日の掲載文の写真は山形県酒田市に行ったときのものだ。クルマの運転リハビリを兼ねていた。僕が酒田に行く場合は、帰りにこの漁港に寄って猫を見る。特別なことはないかもしれないが、とにかく見る。そして何だか安心するのである。

X-PRO3 / XF23mm F2R WR
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