先月、富山に帰省した際に訪れた五箇山。
その合掌造りの家の2階も見学させて頂きました。
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そこでは、蚕を育て、その繭から絹糸を採り、生計を立てていた様子が伺えました。
その蚕の唯一の飼料とされるのが桑の葉です。蚕はそれしか食べず、桑の葉を置いておけばそこから逃げ出すこともないそうです。
また蚕は、古くから人間に飼われ、現在、野生のものは一切存在しません。人が育てなければ生きていけない生き物なのです。
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その蚕は育つと蛹になる過程で、繭を形成していきます。その繭から絹糸を採取して、衣料などに生かすとして、養蚕業は五箇山の方々
にとって、かけがえのないものとなっていきました。
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蚕を育てる上で、その餌となる桑の葉も当然必要となる訳ですから、桑園というのも作られ、桑の木が育てられたそうです。
ですから、桑の銘木が多く存在する地域の近くには、養蚕業がさかんであった場所も存在するといえるみたいです。
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戦後の世界恐慌などから、絹糸などの海外市場が大きな打撃を受け、養蚕業にも影響が加わりました。
またナイロン製品などの代替品も多く出回り、養蚕業への需要にも影響が出ました。
それで、桑園などもしだいに減少していき、桑の木も少なくなったということが考えられます。
桑の銘木、経年変化により、使い込むとしだいに色合いが渋い色に変わっていきます。
また杢目などにも特徴があり、桑特有の雰囲気があります。
このように産業にも人々の生活にも深く関わってきた桑、その銘木も今ではすっかり稀少な存在となりました。
当店では、桑の銘木を採用した商品が多くございます。
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是非、ご自分だけの逸品に出会って頂ければ幸いです。
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