欄間のある家というのも、最近は、かなり少なくなってきているのではないでしょうか?
それも当然ですし、あえて新築の家を建てる時に、必要となるものでもありません。
「欄間って何?」と謂われる方も最近は多いようです。無理もないことです。
欄間とは、分かりやすく言えば、和室の部屋と部屋とを仕切る鴨居の上に施される彫刻のことです。
最近は、和室のある家のほうが珍しく、また二つも和室がある家も減ってきています。
欄間にも、それぞれ産地によって特徴があるって、ご存知でしたか?
大阪では、大阪欄間と言われる伝統工芸品です。こんな感じです。
私の自宅の和室にある欄間です。鉄骨建てのビルの三階にこんな欄間があるって、来客のほとんどが、驚かれます。
かなり古いですが、大阪欄間です。材質は杉など、主に針葉樹で作ります。デザインにもよりますが、やわらかい印象を与えます。
そして、こちらは、家内の富山の実家にある欄間です。
こちらは、井波欄間です。
富山県南砺市が産地です。こちらも伝統工芸品に指定されています。
こちらは、欅など主に広葉樹でつくられます。躍動感のある力強い作品が多いのが特徴です。
枠から張り出すように彫られるのが特徴で、寺院の社殿などにもこの技法が用いられます。
どちらも、匠の方々が、伝統を今に伝えようと、頑張っておられます。
当店にも、欄間の商品がいくつかございます。そんな匠の方々の心に当店も少しでも貢献できればと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com