ギャラリー展示会の出展商品である「木曽桧の飾り盆」です。
材質は、木曽桧を使っているため、上品な淡黄色の綺麗なお盆に仕上がっています。
そこに、絵を生業とされている匠が可憐なすみれを描いて下さっています。
実は、この商品について、匠の工房で拝見した時から、気になっていたことがあります。
それは、通常お盆として使うのなら、絵を描くのは、横向きのはずなのに、どうして縦向きに描かれているのだろう
ということでした。
匠に質問したら、快く教えて下さいました。
「こちらの地域では、祭りになると、御神輿が出ます。そして、一軒ずつ、家を廻って下さいます。その時に
ご祝儀を出すのですが、手渡しは出来ないので、ご祝儀袋を載せるお盆が必要になります。その時に使うお盆が
これです。こちらの地域では、切手盆と謂います。横ではなく、縦に使います。」
それで納得できました。そのお祭り自体は、見たことはありませんが、おそらく伝統を重んじ、代々受け継がれてきた
行事なのだと思います。
ただ、お盆自体は、飾っても、トレーとして使っても、とても綺麗な趣があるデザインに仕上がっています。
こちらの商品もギャラリー展示会期間中は、棚に展示しております。
是非、独特な雅な雰囲気を会場で感じて頂ければと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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