以前に店主の日記帳でご紹介した「南砺バットミュージアム」を訪れた時の写真が出てきました。
再度、ご紹介します。
場所は、家内の実家のある富山県南砺市にあります。
以前は、店主の日記帳で記事のみでご紹介したので、どんな場所なのか、ご説明しにくかったのですが、タイミングよく
訪れた際の写真が出てきました。
富山県南砺市は古くから、木製バットの生産が盛んで、最盛期には、10社以上のバット製造工場があり、全国シェア70%
の生産量を誇っていました。現在でも、木製バットを作られている工場は5社存在しますが、それでも年間20万本を生産しています。
そして、多くの住民の方々の要望から生まれた施設が「南砺バットミュージアム」です。
館長さんが、廃業した工場からバットを引き取って、1本1本拭き上げたバットが並んでいます。所蔵本数は約500本です。
町の中心の商店街にあり、かつては酒屋さんだったとか。
本当に往年のプロ野球選手が使ったバットが多く並んでおり、思わず、「おぉー、凄い!」と叫んだのを覚えています。
使った選手のタグがそれぞれ掛けられていて、バット自体にも選手からの要望で「グリップを細く」とか「ヘッドを太く」
と細かく書かれています。
ところで、木製バットの原材料は何だかご存知ですか?
それも館内に答えがあります。
かつては国産材のアオダモが主流でしたが、数が少なくなり、今では、メイプルやホワイトアッシュという外国産の木材を
使って作られます。
「ホワイトアッシュでも10本作ってみて1本がモノになるかどうか。」というぐらいの確立でしか製品にはならないそうです。
野球にご関心の無い方にも、館内に入った時に、漂う木の香りには、なんだか癒されますよ。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
http://www.izukame.com