仏の心を彫る

平成20年5月から教室で勉強しています。日記は7月から始めました。H26年4月~都合により休会中。12月から独自で再開

新仏像の制作 8月28日

2008-08-28 13:22:32 | Weblog
◆新仏像の制作 8月28日

数日日記が書けなかった。3週間前に母親が倒れてしまい
入院していた。毎日のように通っていたが退院後の生活面準備などで
仏像に手が回らなかった。仕事はしないとおまんまにありつけないが。。

先日完成( 但し 目は未だ彫っていない)した仏像は、明日の教室
までに完成させ先生に見ていただこう。

今回彫る仏像に使用する木材は”銀杏”の木で、縦21センチ、横17センチ
高さ22センチ。
大きな材料を、ひび割れ部分をカットすると結構少なくなるものだ。
大きなカットは製材店にお願いした(とてもじゃないが、品疎な道具では
切れない!!)

1)カットした材木に仏の正面、横など製図をする。
今回は横3センチが余分なため、ノコでカットが必要。

左の斜線の部分をカットする。
中央に描いているのが仏像の正面外郭部分。
2)のこぎり
昔から使用していた鋸切りは”目”たてをしないと切れなくなってきた。
目立てとは、鋸の歯を1個ずつ立てて切れやすくするのであるが
最近は目立て屋さんが居ない。
ホームセンターでは良く切れる鋸が安く売っている。
今回試験的に一本購入した。この鋸は、歯が交換でき、柄と歯の角度も変わる
ので重宝しそう(写真は少し角度を変えた状態)。

3)カット開始
材木を切る場合、素人は結構、切りたい線からずれてしまう(と 思う)。
私は最初に切りたい線に沿って、V型の彫刻刀で切れ目を掘る。
そうすると、鋸の歯がうまく沿ってくれる。

カットを開始したものの、前回の仏像に比べ格段に大きくなっており
木材も硬い!ので、歯が進まない。
30分でたったこれだけだ。。。。。

休憩しながら、やっと1時間でこれだけだ。
鋸は新しいが、銀杏の木の硬さと厚さで鋸が進まない!


1時間半かけて完成した。
後は設計図に沿って外郭を切ってゆくが今日はこれまでにしよう。


※木材を上から見ると、年輪の部分の色が違う。木の中心に近いので
硬い部分が多い。鋸でひくのは苦労するが、彫刻する場合適度な硬さが
あったほうが良い。又、年輪で木の線が美しく出る。



最新の画像もっと見る