最近のIT業界では「SaaS」(サース:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)の大合唱みたいになっているけど、厳密な用語の定義はされていないし、大手メーカーでも会社によって言っていることが違う。
「Web2.0」という言葉がブームになった頃、雑誌では「Web2.0を理解するために知っておきたい用語集」みたいな特集が組まれ、SNSとかASPとかSaaSとか、説明されていた。1年前くらいのことだ。
SaaSとは ***********
ソフトウェアの機能のうち、ユーザが必要とするものだけをサービスとして配布し利用できるようにしたソフトウェアの配布形態。サービス型ソフトウェアとも呼ばれる。
ユーザは必要な機能のみを必要なときに利用でき、利用する機能に応じた分だけの料金を支払う。必要な機能をユーザがダウンロードし、自身の端末にインストールする形態のものと、サーバ上で動作するソフトウェアの機能をネットワークを介してオンラインで利用する形態がある。近年では後者の形態が多くなっている。
IT用語辞典より *********
なぜこういうソフトウェア流通形態が流行るのか? と言われれば多くの人たちは「安くて効率的だから」とか「システムの立ち上げ期間が短くて済むから」と言うだろう。もちろんそれはそうだと思う。
だけどそれだけじゃないよね。知っておきたいことは
「OS(オペレーティングシステム)が貴重なものではなくなった」ということ。
それから
「GoogleAppsなどのネットサービスが急速に充実してきた」ということ。
こういった現象は、これからのシステム構築やシステム活用を劇的に変えていくインパクトがある。
SaaSが流行ってきている背景にはそういう変化があるのだと思う。とするとこれからのソフトウェアは「IDの連携、OpenID」や「Webサービス同士のつながり」ということを設計段階から考慮しておくことが必須だ。とくにGoogleAppsはすごい。GoogleAppsとの「つながり」を考慮すること。これが大事になっている。
今日は1日、自宅にいて読書、ネット三昧。そのようなことを考えていた。昨日の手嶋さんの影響が強いです。
「うす茶あられ」(静岡県に伝わる伝統的な飲み物)がうまかった。
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