東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




知的労働の「100%」って何だろう? ぼくらは工場の生産ラインに組み込まれてベルトコンベアーの前に立って仕事をしてるわけじゃない。そういう仕事なら「100%」の労働というのもわかる。

「生産高を120%にしたい」となったときには「じゃ、残業を2時間すれば そのくらいの生産ができるだろう」ということがよめる。

だけどソフトウェアの制作やWebデザインの仕事はそうではない。

同じ人でも気分がノッた日とノラなかった日では生産性は全然違っているはずだ。
波があるのはプロとしていけないことではあるけれども、技術者やデザイナーである前に人間だから、どうしてもカンペキに同じ生産性ということはありえない。

ノレば150%はおろか、200%くらいになっていた経験は多くの技術者やデザイナーが経験しているはずだ。それが知的労働だと思う。

だとすれば、みんなの気分をノセて、これまでの150%くらいの仕事を普通にしてしまえば、既存業務の受託請負の仕事を130%やって、生産性を上げながら、残り20%を自主的な新規開発にあてる。そうすれば これまでの受注案件の生産ペースを落とすことなく、自主的な新規開発ができる。

「OpenPNE」との機能連携部分を作り込む話しになったときに、「これまでの受託請負の仕事があるから、できないんです」という意見がでたときに、手嶋社長がスグに言ったこと。

さすがっ! ベンチャー企業の社長。

本当にそのとおりだと思う。ぼくらは人を機械のように見ているところがあった。
知的労働を自認するのなら、生産性は50%にも、150%にもなるし、200%くらいまでは簡単にいく。

まして、新人と腕利きのプログラマー、デザイナーで比べれば、生産性は10倍なんてなまやさしいものではないだろう。やる気のある人とない人でも、10倍くらいの差は簡単につく。品質もしかりだ。

ホワイトボードに書かれていることは 最先端のシステム環境について。現在との激変ぶりはすさまじい。これからこういう変化がおきてくるはずだ。

手嶋社長、本音のアドバイス、どうもありがとうございます。
大丈夫です。業務系の機能の提供の件は、ウチの技術者たちが自主的に開発しますよ。楽しみにしていて下さい。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
成果 (はな*)
2008-01-16 20:27:17
こんばんは。
この記事,納得,というか共感です。
今やっている研究の関連です。
http://www.who.int/employment/competencies/WHO_competencies_EN.pdf
これも,おもしろいですよ!
 
 
 
英語! (としたか)
2008-01-17 02:30:30
英語もできるんですね、さすが はな*さん。

この前、家族で食事に行ったとき、待っている間、「教養比べ」みたいなことをしていました。
「秋の七草を全部言う」とか
「旧暦で月の名前を全部言う」とか
「EUの正式名称は」とか。
そのときに
「WHOの正式名称は」という質問がでて、答えられませんでした (^ ^;) 。
World Health Oraganization なのですね。

失礼しました。。また、ゆっくり読ませていただきますね (^ ^;) 。

そういえば、今年アキバで会おうってことになっていて、まだ実現していませんでしたね。また都合のいいときを教えて下さい。
久しぶりにTXも乗りたくなったので、つくばでも、守谷でも流山セントラルパークでもいいですよ~。
 
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