東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




本当に超多忙な中、トーマツさんの中尾先生と渡邉さんが来社してくれました。
サンロフトの管理手法も時流に適合した形にしていくため、今年1年かけて大改造
してきましたが、今日は「経理的視点に基づく収支管理研修会」ということで、
社内勉強会を開催し、その変革内容を伝えました。
トーマツの皆さん、参加してくれた社員のみんなも、どうもありがとうございます。



最初は中尾先生による「案件別原価管理が必要になった理由」からスタートです。
今、日本経済はどういう状況に直面しているか、静岡県はどうか。またそれらの
環境変化が、これまでのサンロフトのビジネスモデルにどのような影響を与えるか
を明確に説明してくださいました。要は

これまではそれでよかったけど、「これから」のためには変わる必要がある

ということをわかりやすくお話してくれました。



大橋経理部長による「案件別原価管理と仕掛計算」。



美奈子さん(システム開発副本部長)による、やはり「案件別原価管理と仕掛計算」。

経費の一次配布、二次配布、さらにZ経費(ゼットけいひ : サンロフト用語)の
配布につて、丁寧に説明してくれました。

その後、再び中尾先生にバトンタッチして「案件別原価管理が財務諸表にどう影響するか」。

さらに「nanotyなど、自社開発ソフトウェアの資産計上について」。大橋さん講師。
そして最後が 「まとめ ~ これからの収支管理 ~ 」。中尾先生。
以上、休憩を挟みながら3時間半がっちり勉強しました。

その後は、ランチタイム 兼 質疑応答。 これがまたリラックスした雰囲気で
よかったです。たくさんの質問が出て、理解が深まりました。

自分はこれまで
「仕掛品」という資産がキライで、年度末に洗い変えするだけで、月次ではみて
きませんでした。売上が年度末に集中するので、翌期に仕掛を繰り越すこともほとんど
なかったからあまりシビアにみる必要はなかったのです。

自社開発システムを開発するときも「ソフトウェア資産」として計上し、減価償却する
ということもやってきませんでした。父からの言いつけに「研究開発は儲かった余力で
やれ。売れるかどうかもわからないものを資産なんかに計上するんじゃない」と言われて
いたので、その言いつけを忠実に守っていたのです。

ただ、自社開発するものが、クラウド型のシステムになってくると、イニシャルでいただけ
る収入は少なくなり、月額ストック型に切り替わっていくので、きちんと減価償却しながら
月次で収支管理して、単月黒字、推計黒字をめざす方が理にかなっていますね。

ということで、いよいよ今期の大改革の総仕上げの時期に入っています。

来期はきっとよくなる予感。楽しみです。




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