東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




3月6日、焼津グランドホテルで当社のY君とAさんの結婚式が行われ、参列させていただきました。Y君、Aさん、ご結婚おめでとうございます。写真は教会での結婚式の様子。この雰囲気にBGMはアヴェマリア。いいよねぇ、教会での結婚式はおごそかで。

披露宴はバイキング形式の飲み物、手作りケーキをその場でプレゼント、参加者全員の自己紹介など、随所に工夫があって、とても新しい感じ。このあたりはAさんのアイデアなのでしょうか。
合間を埋めるBGMは80年代のPOPSでビシッと決めて、宴を引き締めていた。このあたりの演出はY君のセンスでしょうか。
多方面に才能を発揮する二人らしい結婚式は、Y君はたのもしくて、Aさんはかわいらしくて、全体として明るくて、とてもいい結婚式だったと思います。

ぼくのスピーチの最後のところ。

これだけ大活躍している二人ですが(それまで当然ほめちぎってた (^_^;) )、スポーツにたとえればこれまでのことは練習であって、これからが本番なのだと。幸いにして二人には大勢のサポーターがついている。二人の本当の活躍と幸せはこれから始まると思って、毎日、ウキウキワクワクしながら過ごしていこう。二人のご両親のためにも ぜひお幸せに! 

という感じでしめた。これは新しい締めのパターンで、昨日思いついた。西田文郎さんの「NO.1理論」を参考にさせていただいている。

で、スピーチも無事済み、安心して食事をいただいていたら、その事件はおきた。

宴の後半の最後の方になって司会の方がきて、
「唄を歌ってほしい というリクエストがありまして・・」
「えっ、そりゃ、ダメっスよ。そんな、人様にお聞かせするような唄は歌えないっスよ」
かなり狼狽した。

さっきも余興としてウチの会社のN君が藤井フミヤの「TRUE LOVE」を熱唱していた。聞くところによれば、彼は余興を頼まれてから 奥さんを伴ってカラオケBOXに練習に行ってきたとか。もともと唄のうまいN君がさらに練習しきてた唄を披露した後で、なんで自分が、それもいきなり、なんの心の準備もないままに・・。でも、もう引くに引けなくなっていた。一部アルコール消毒がほどよく完了した人たちから「歌えよっ」みたいな声がさかんとかかってしまい、司会の方とはしばらく問答が続いたが これ以上ことわると座がしらける可能性がある・・・。

ハラを決めた。「歌おう。それしかない・・」

唄を知らないわけじゃない。このブログでも「曲紹介にのせて」なんてカテゴリーを作るくらいだから音楽はかなり好きな方だ。でも普段聴くのはサザンやユーミンや竹内まりやとか。ハマショーとかBeatlesとか、EAGLESとか、だ。サザンあたりの結婚式にぜんぜん関係ない曲を歌っても気がきかないし、ヘタな選曲して歌詞に「別れた」なんて言葉がでてきても困る(ピッーって効果音を入れるわけにもいかないし (^_^;) )。それにこの場合の聴衆者のニーズはサザンやユーミンではない気がした。自分が好きなミュージシャンのことは知らない層の方々がほとんどだ。

昨日のブログになぜか「娘よ」の歌詞を書いた。理由はわからない。さすがに自分もあの曲はよくきいていたわけでもないし、もちろんカラオケで歌ったこともない。でも、なぜだろう。昨日ブログに書いていたのだ。

これは「縁」だと思った。これまでの経験から演歌は曲を厳密に知らなくても、だいたい歌えることはわかっていた(やっぱり日本人なのか)。司会の方に「この曲でお願いします」と告げた。ハラは決まった。でもまさか今日歌うことになろうとは・・。

前奏のとき、「時代錯誤と思われるかもしれませんが、この歌詞のような風景もあっていいと思います。新郎新婦はよく聴いておくように!」と言って、あとは直立不動でセリフも含めて一気に歌った。

初めて結婚式にでてから何年になるのだろう。一番多い年は年間で16件の披露宴に出席させていただいたこともあった。スピーチの数はもう忘れてしまったし、司会もやったことがある。でも披露宴で唄を歌ったのは初めてだった。音程ははずさなかったと思う。

新郎の親戚のおじいさんがたいへん喜んで花束をくれた。「今度、アンタのとこのパソコン、全部もってきなさい、全部買ってやるから」と言ってくれた (^_^;) 。いや~、どうもありがとうございます。どうやら新しいファン層の開拓に成功したようだ (^_^;) 。
「ピンチはチャンス」とはこういうことなんだなぁ。勉強になったし、今は「歌えっ」と言ってくれた方々に感謝している。

「娘よ」の歌詞については昨日のブログを参照して下さい。新婦のお父様には出過ぎた曲を歌ってしまい、この場を借りてお詫び申し上げたいです。たいへん失礼いたしました。

新郎新婦は本当にいつまでもお幸せに! 二人の大切な両親のためにもぜひお幸せに!


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