東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




2008年は日本の経済環境は悪化してくと思われます。株式市場は昨年は11%下げ、金融資産が減少しています。昨年末の大納会、昨日の大発会と、通常では「ご祝儀」で株価が上昇する特別な日も、近年にない下げを記録し、閉塞感が高まりました。

一方で原油高により、様々な原材料が値上げに転じ、製造業の収益を圧迫し始めました。またサブプライムローンの問題は金融機関の収支に打撃を与え、銀行は中小企業に貸し付けた資金の引き上げや貸付金利の引き上げに動き出しています。

こういった状況は中小企業の経営を直撃し、倒産する企業も増えそうです。日本経済は容易ならざる状況に突入しています。

おそらく今年は新聞やニュースなどでも経済的には暗い話題が溢れ、「ネガティブキャンペーン」が繰り広げられるでしょう。

そのような状況の中で、私たちはなんとしても明るく、仕事に邁進していかなければいけません。日本経済は本当にありがたいことに、年間売上5億の企業が10億になったり、10億の企業が50億に成長したりするくらいのことは十分出来るような規模、懐の深さがあります。私たちの規模の企業には日々のニュースで語られる不景気な出来事は関係ないと思って下さい。

幸いにして私たちの市場、システム開発やWeb制作、Webサービスの提供 という分野では需要は拡大しています。またこれまではPC、インターネットを中心にシステム、コンテンツを提供してきましたが、これからは携帯向けのシステム、コンテンツという新しい市場も生まれました。まだまだ伸びる市場でビジネスできることは本当にありがたく ツイています。

巷のニュースよりも、私たちの目の前に起きていることを見つめましょう。

昨年はお客様に出荷する前のシステム品質を改善させることができました。今年はさらに、社内の「品質テスト前の品質」と、「いいシステムを作るんだ」という一人ひとりの意識を変えていきます。いよいよ根本的なところからシステムの品質を改善させていきましょう。

営業も、「これがいくらで、あれがいくらで、だからこのシステムはいくらです」というようなトークではなく、もっとシステムやWebがもたらす「効果」や「その後の状況」をアピールしていきましょう。

「このシステムを導入すれば、本来やりたかった効率的な管理が実現できる」とか「このサイトが出来上がれば、Webからお客様が注文を入れてくれるようなる」というような、お客様が「本来やりたかったこと」を具体的にイメージできるように訴求して、高品質なシステムをベースに、お客様の夢を、お客様と共に作り上げていきましょう。

そうすれば2008年は私たちにとって、明るく、夢のある1年になります。
Webシステム事業部も、システム開発事業部も、教育・サポート事業部も、ナノティ株式会社も、成長できます。
今年も1年、共にがんばっていきましょう。

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