メッチャ楽しい。前向き。どんなに暗い人でも明るくなれる本です。明るく前向きに仕事に取り組んでいくことで、成果を上げ、人生をより充実したものにしていく身近な事例がたくさん掲載されています。「自分もやれる!」って思わせてくれる親しみやすい本。オススメです。
1.豊かな人生をつくるために必要なお金の考え方
2.お金の循環がよくなるお金の使い方
3.売れる営業に必要な経済とお金の知識
という3つの章から構成されています。
「お金で悩む人にたくさん遭遇する営業の仕事は、自分自身のお金の考え方がどうであるかによって、結果がすごく影響されます」ということで、まずは「売れる営業になるためのお金に対する考え方」が披露されます。
営業していく上で参考になったのは「タダなら欲しいですか?」という質問。買うか買わないか決断を渋っている人が、「タダなら、悩まずすぐにやるよ」と答えるとすれば、その人の問題は「お金」なのですね。だから「お金以外で何かできない理由はありますか?」という質問でもいい。そこを明確にしないままクロージングになってしまうと、お客さんが迷ってしまう とのこと。つまり本当はお金が心配なのに、継続の不安とか 内容への不安とか 不安が次々にでてきて、混乱してしまう。「お金がないからできない」という直球の問題を正当化するために、他の問題まででてきてしまう とのこと。
「問題はお金なのだ」と明確になっていれば 価格以上に価値があるかないかで、それが売れるか売れないかが決定する。だからこそ、「この価格でこの価値なら安い!」と感じてもらえるとうれしい。たとえば自動車なら、「広くて快適。以前行きたいと言っていたあの場所にドライブに行けば ご家族も喜ぶでしょうね」というように「夢をイメージ」できるようにしていきたい。お客さんの夢の実現とお金の交換。問題点を明確にしたら、投資するお金に対して得られる経験を明確にしていくプロセスはとても参考になる。
2番目の章 「お金の循環がよくなるお金の使い方」の部分も示唆に富んでいる。
「稼いでから買うのではなく、稼げるようになるために買う」という考え方には共感した。「自己投資は最大の勇気であり、自分を信じることができる成功の近道」。こういう発想をもっている営業マンはやはり成績が伸びると思うし、確かにこういう人から買いたいと思う。「お金を使ったときは思いつくかぎりそのメリットを明確にしておく」という発想もおもしろい。たとえばお金のセミナーにいってお金を払う。そこで得たものは
・学んだ投資の方法
・学んだ内容を実践していくワクワク感
・新しいものへの知的好奇心
・出会った新しい仲間
・新しい仲間とのこれからのつきあい
・楽しかった思い出
など。
この考え方をさっそく実践して「よかったことの書き出し」をしてみたのがこの日の日記。
全編 陽転思考で貫かれているこの本を読み終わる頃には、とても前向きな気持ちになっている。仕事始めのこの時期に相応しい一冊でした。
著者は 陽転思考と言えばもちろん和田裕美さん。大和書房から。
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