木下 斉さんの著作。サブタイトルは、誰も言わなかった10の鉄則。利益なくして再生なし!これが縮小社会を生き抜く経営力。
まちを一つの会社に見立てて経営することが基本とのこと。資金調達し、投資し、回収して、利益をあげ、それを元手としてさらに新しい事業に再投資する。このサイクルを徹底する。納得。そうでなければ地域は発展していかない。
行政も同様で、例えば「道路を通す → 土地が整備される → 土地が売れる → 住宅や店舗が立つ → 固定資産税、住民税、所得税など収入が継続的に入る」という風に考える。「誰も使わず、何も建たなければ、自治体は赤字になる」という考え方。こちらも納得。イベントごとに税金を使い、その時は賑わうかもしれないけど、次に続かない、予算がつかなければ終了。これを繰り返しては地域は発展しない。というか、こういうイベントが多すぎる。全てが不要とは言えないけど、事業として「経営感覚」が必要。
「1〜10の鉄則」も示される。マジで参考になる。全編、どストレートに、言いたくても表立っては言いにくいことを正面から論じていく内容で、本当に勉強になります。
「凡人のための地域再生入門」も木下 斉さんの著作。小説仕立てになっていてとてもおもしろいです。一気に読めてしまいます。
2冊とも「みんなの図書館 さんかく」にて借りてきて、先月末に一気に読んでしまいました。土肥さんが勧めてくれなければ手にしなかった本だと思います。貴重な知見になりました。どうもありがとうございます。
今日、まさに「この2冊を読んでおいて、この知識を備えていて、よかった!!」って思えることがありました。鉄則の1番目は「小さく始めよ」。まさにそうですね。逆に言えば、小さくても始めることが大事。「利益を上げて、再投資するサイクル」を意識しながら、事業と地域(西焼津)の発展を目指して、また、新しい事業をスタートさせます ( ´ ▽ ` )ノ 。