東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




東京ビッグサイトで行われたCloudforce Japan 2012。考えてみればセールスフォース社の1社単独主催イベントなんですよね。すごい規模、すごい集客力です。このイベント自体が「クラウドの時代」が到来している証明のようなものですね。



基調講演はもちろん米国セールスフォース・ドットコム CEOのマーク・ベニオフ氏。なんと観客席が360度。オープニングには和太鼓の演出もあり。派手ですね。ユーミンのライブに来たんじゃないかと錯覚します (^_^;) 。とにかく気合が入ってる。全編「時代はクラウド。であるならばセールスフォースのサービスを使うべし」という強烈なメッセージに貫かれています。



セールスフォース社のイベントに参加して気づいたことは

1.ユーザー事例紹介に超熱心
トヨタとか日本郵政とか、キヤノンMJとか、日本人なら誰でも知っているブランド企業をユーザーにして、社名も役職も顔写真も、思いっきり全面公開で事例紹介動画に登場してもらっています。さらに「セールスフォースはこんなにいい!」ということを発言してもらっている。イベント当日は本人が登場し、直接語ってもらっている。

セールスフォースくらい大きくなると、なんだか公共インフラを推奨しているような感じで、みんな公然とほめまくるのですが、考えてみれば1民間企業のWebサービスです。「もうそういうレベルを超えていて、使うのがあたり前、はやくしないと遅れます」というようなメッセージを強烈に浸透させる内容になっていたと思います。

2.製品開発がとにかくはやい
セールスフォースも、フォース・ドットコムも、すごいスピードで進化し続けている。製品開発力はやはりビジネスモデルの根源だと思いました。セールスフォースはソーシャルの本質を理解していて、チャターに代表されるように「ソーシャルの業務利用」を推奨し、その方面の機能を充実させています。フォース・ドットコムでは簡単にiPhone、iPadなどスマホ、タブレット対応のアプリが作れる機能が登場するようです。今後発売される全てのディバイスに対応していくと宣言していました。無料バージョンでも相当やれそうです。

「中堅・中小企業におけるセールスフォース活用術」というセッションもあったので、こちらも受講しましたが、神奈川県と愛知県の会社が、やはり社名、役職名、実名、全面公開でセールスフォースを良さを語っていました。このセッションでは「セールスフォースは、別に大手企業だけが使うものではなくて、中小企業でも普通に導入できるし、大いに役立つものなのだ」というメッセージを強烈に伝える内容になっていました。


新しい技術や活用法など、たいへん参考になりましたが、さらに「ユーザー事例の徹底して行う」など、マーケティング手法の面でもたくさんの気づきをいただきました。

来場者の多さ、ブース出展している企業の多さ、まさしく圧巻でした。クラウド時代。いよいよ本番ですね。

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