物事がなされていくときにいちばん大切なのは「人の縁」のような気がする。
たとえばどんなに歌がうまくても歌手デビューできるわけではなくて、そこには人の縁が必要。「いつかは絶対歌手になるんだ」と歌のレッスンを積みながら、田舎で日々「生活のため」と畑仕事に精をだしている人は、立派かもしれないけど、やはり絶対歌手にはなれない。そこには「人の縁」がないから。
逆にさしたる実力がなくても東京にでて レッスンを受ける中で、運よくデビューできてしまった人は、当初はつらいかもしれないけど、そこでくじけなければ、実力も徐々に追いついてきたりする。「場」が才能を育てるのだ。そしていつか立派な歌手になってしまう。縁のなせるわざだと思う。
これまで縁は「地縁」と「職縁」が中心だった。焼津の会社が焼津の会社に「近くだから安心だろう」とシステムを発注するのはこの典型。もちろんそれはたいへんありがたいことで、絶対大切にしなければいけない。
ただそこで敢えていいたいのは、「これから劇的に伸びるのは『ネット縁』だ」ということ。この「ネット縁」は地域とか職場だとか、これまでの「常識的な縛り」を大きく超えて伸びる。
目に見えない「縁」が社会を動かしてきたとすれば、「縁」が劇的に伸びることがIT革命の本質かもしれない。これまで「縁」を作れなかった「埋もれた実力者たち」がネット駆使して縁を作りだすかもしれない。そこから仕事につながる可能性は高い。
自分もチャレンジしてみます。みんなもぜひ、いい縁を!
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がんばらなくっちゃ!
ただ大切なのは、広げた縁をいかに維持していけるかでは
ないかと私は思います。
血縁、地縁、職縁、そして電脳縁、出会いの機会は広まるばかり。そこで問われるのはそのひとりひとりときちんと向き合えているかどうかということが私のテーマです。
「縁」って確かに目にみえるものでもないし、「きちんと向き合っているか」ということに関しても、数値的に示せるわけでもなくて、「何点以上は合格」とか言えるものでもないので、難しいところですね。
自分的な基準は「その人のことを見ているか」「その人のことに関心をもっているか」「その人のことに無関心になっていないか」ということが、「縁」が継続している一つの基準です。
東京にでたことで、物理的な距離ができたのは事実なので、ブログやミクシィを活かして、うまくお互いに関心をもち続けたいと思っています。