1970年代に一世風靡したアイドルグループ キャンディーズのメンバーで、キャンディーズ解散後
は女優として活躍した田中好子さんが逝去。享年55歳とは。それは・・・、若すぎる。ずっと
闘病生活をしていたことも知らなかったです。謹んで追悼の意を申し上げます。
キャンディーズはヒット曲ももっていたし、ストレートにかわいい正統派アイドルだけど、当時の
バラエティー番組では三のセンの役回りも上手にこなし、ラジオの深夜放送などでもいい味をだして
いました。
3人とも個性的で、頭がよさそうで、歌も上手くて好きでした。そんな中で田中好子さん(当時の
ニックネームはスーちゃん)は下町育ちで、いちばん親しみやすくて、気さくな感じでした。
僕が高校卒業後、東京で浪人生活をしていた1977年はキャンディーズの音楽活動のピークで、
僕も大ファンでした。当時のアルバムはほとんど全部買ったし、予備校時代からコンサートにも
行っていました。
キャンディーズ解散以降もいろいろなアイドルのファンになったけど、あれほどダントツに熱狂的に
支持したアイドルはキャンディーズをおいて他になく、今でも「自分の人生の一時代を彩った」と
思える存在であり、自分にとってはBeatlesと並ぶくらいに大きな存在のグループです。
今思うと、キャンディーズのメンバーは僕よりも少しだけ年上で、自分の「憧れるタイミング」に
ちょうど入っていたのかもしれません。その後は、アイドルよりもだんだん目の前の「彼女」の方が
大切になり、社会人としての仕事が始まり、そちらもやりがいがあるし、いつしか結婚して子どもが
できたりするともうアイドルというのは遙か彼方の存在になっていくけど、僕が「憧れるタイミン
グ」のときに、キャンディーズががんばってくれていて、出会えたことをうれしく思うし、
その時代、他にもアイドルはたくさんいたけど、僕が憧れたのはキャンディーズで本当によかった
と思っています。
時は流れても、自分の中でキャンディーズは、消えてしまうことはなくて、折にふれて思い出すし、
「アン・ドゥ・トロワ」とか「あなたのイエスタディ」(「やさしい悪魔」のB面)等は今でも
時々聴いています。当時買い集めた膨大なレコード盤はどこにいってしまったのかわからないけど、
今、手元にはベスト盤(CD2枚組)があって、今日は、休日で、腰痛で寝ているしかないことも
あって、久しぶりにじっくり聴き込むことができました。
今でも色あせることなく、心に浸み込んできます。
僕の一時代を明るく彩ってくれたキャンディーズとスーちゃんに感謝しながら、心静かに懐かしい曲
を聴ききながら、ご冥福をお祈りしていました。
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話は書いてありませんでしたね。
あ、それとも、この話、秘密の話でした?
まずかったかな~ 笑
1977年夏、高校時代とはうって変わって浪人として
まじめに受験勉強に取り組んでいましたが、やはり
浪人でキャンディーズファンだったH君と
M : 「どうするか」
H : 「受験は来年もできるけど、キャンディーズは今年限りだ」
M : 「そうだな、やるか」
H : 「やろう」
ということで以来予備校をさぼり、キャンディーズの
ファン活動を中心に生活を組み立てるようになった件
も今回は書いていません。
今思うと「なぜだ!?」と思うことをやれちゃうというか、
やってしまうのが若さなのでしょうか。苦い反省点として
また甘酸っぱい想い出として、いくつかのエピソードは
ずっと抱えていくつもりなのでした~。
胸が締め付けられます。その半分をアイドルとして過ごした
期間には多くの方が救われたのだろうと思います。
その凝縮された人生に、賞賛を送りたいです。
沢山の微笑みをいただきました。ありがとう。
安らかに!
ご冥福をお祈りいたします。
こともぜんぜん知らずにいましたので。。。あの華やかな
人生の半分近くが闘病生活だったとは。。。
凝縮された人生だったのでしょうね。今となっては
本当にご冥福をお祈りするばかりですね。