風と花とわたし 〜

日常のささやかな喜びの輪を広げて・・・RING、リング♪ ring!

夏の小旅行 3日目 東寺:講堂に坐す仏さま達

2013-08-06 12:23:00 | 日記

8月6日

 

  さて、拝観受付で 拝観料 (いくらだったかしら? お寺さんではお金のことは忘れてしまいますね) を納めて

 

    冊子をいただきました。 これが、よい!! 写真が豊富で最後の言葉も成程  。

                                        と感激。 偶然にも、NHKで観た あの番組 がさらに、私にとって役立って。

 

 

   想いが膨れ上がって来たところで・・・・・・ごめんくださいましm(__)m

   空海大師さまの曼荼羅の世界へ。

 

 

   講堂。寺院伽藍の基軸の建物。食堂⇒講堂⇒金堂 と一直線になっていて 仏教徒の三つの宝

                                仏法僧 を表しています。

 

   

                                       

  この中には、重要文化財の 大日如来さま を中心に 五智如来さま:阿閦如来さま宝生如来さま不空成就如来さま阿弥陀如来さま 。 

 

 そして、五菩薩、五大明王、四天王、天 。 

      右側に五菩薩:◎金剛薩捶菩薩さま、◎金剛宝金剛波羅密多菩薩さま、◎金剛業菩薩さま、◎金剛法菩薩さま。

       左側には五大明王:◎不動明王を中心に。 ◎金剛夜叉明王、◎降三世明王、◎大威徳明王、◎軍荼利明王。

           周囲右側:◎多聞天(四天王)、◎梵天、◎持国天(四天王)。 左側:◎広目天(四天王)、◎帝釈天、◎増長天(四天王)。

 

 ◎・・・・ 国宝。 以外・・・・重要文化財。

  

 

  と、21躯の仏像がご安置されています。 入ると、古い木の匂いが・・・。 暗い中にも、外から注がれる光の中に、雨の日も風の日も、

  いつの日も同じお顔で私達を見つめてくださる仏さま達。 それは、空海大師さまのあらわされた 密教浄土の世界 立体曼荼羅 です。

 

  聳え立つお体。 注がれる眼差し。

  帝釈天さまの若く凛々しく、付いていらっしゃいというような逞しい表情。

  悔い改めさせてくださるような厳しく悪は悪!と毅然と諭してくださる明王の表情。

             不動明王は、 強情な私達をどうにか菩薩のような行いをさせて、成仏してほしいとの心から、岩の上に坐し、

                 背には炎を背負い、目をカッと開き、決して涙は見せず。 目の奥にたたえ、左手の羂索(けんじゃく、縄)で

                                 キリリと巻いて逃さず、煩悩という私達の迷妄を右手の剣でバッサリと断ち切ってくださいます。

                                   菩薩さまが女性のようといわれるのであれば、不動明王さまは男性のようですね。 

  一番身近で私達のところまで降りて来てくださって、包み、どんな人をも優しく受け入れてくださる菩薩さまの表情。

 

  そして、光背に三十七尊(仏・菩薩・仏神)を従え、おつむりには眩い冠。 胸には煌びやかな宝飾をたたえた上品で気高い大日如来さま

  救済の印を結び、蓮華の上に坐されて、最高位にのぼられた限りない慈悲の眼差しを静かに確かに、穏やかに注いでくださいました。

 

 

 

                                         坐して、み心を注いでくださる仏さま1躯、1躯に向ける私の心は、

                              いつの間にか 左手は自ら。 右手は仏さま。 

                                             右手に左手をあわせた  合掌 へ形となって、表れていました。

 

 

 

 

                               見に来てくださってありがとうございます 

 

  

  

 

 

   


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夏の小旅行 3日目  京都 

2013-08-06 02:05:00 | 日記

8月5日

 

 長年訪れたかった京都★

 まずは、あそこ  から。

 

 

 ガイドブックによると、徒歩10分ってことですが。

 

        駅前、随分変わったんですね  京都タワ―。

 

 

   京都タワ―と逆の通り。 八条通へ向かいます。

   右手にテクテク  。

 

               ふう、学生さん達が多くて。 かき分けかき分け。

 

  10分よねえ。 もう10分だなあ。 こっちでいいのかしら・・・・・あっ、あのお婆ちゃまに訪ねてみよう!

  「すみません。 ○○はこっちでいいですか?」

  「はぁ、ここをまっすぐいかはって、あの下をくぐって、右にまっすぐいかはったら右に○○さんの門がありますぅ」

  「ありがとうございますm(__)m」

  

 

                       ああ―       本当  。

 

 そうです。 弘仁14年(823年) 嵯峨天皇から弘法大師空海さんが賜った 東寺(とうじ)教王護国寺(きょうおうごこくじ)さんです。

 

 

 

                 

 

                             

 

                                        

 

 

                                      

                          真言密教の根本霊場です。文明18年(1486年)に伽藍の大半を焼失。

                        延徳年間(1489年~92年)から江戸初期にかけて再建されました。

 

 

 本来なら南大門(正面:重要文化財)から入るところを・・・・・慶賀門から入ってしまいました  。 

 でも、お婆ちゃまが教えてくださった所だから  。

 

 

 

                   ん―、蓮の池。

 

                

 

 

  あ、あれが五重塔!?

 

                         

 

 本当に京都に来たんだ~  。 あれが、五重塔でここは東寺・・・・ 。

 

 

 あの正面にある御堂は?

 

                     

                        

                                

 

  食堂(じきどう) 。 昭和5年にも焼失し、昭和9年に再建されました。

  中に入ってみると。 はあ―、千手観音立像(国の重要文化財)。 6Mには見えない、可憐で清楚で。

  ここは現在、納経場所にもなっている祈りの場だそうです。 

  金胎両部のお曼荼羅。 金剛界と胎蔵界。 思わず手があわさります。

 

  そして、焼失から免れた、四天王の像も祀られています。 焼けた木の上を特別な薬品で覆って保存されています。

  暗いお堂の隅で、まるで、元の姿に戻ることを “待っている”  かのよう・・・・・・ 私達のこころが試されてるのかしら・・・・・。

  眠っている四天王・・・・・命が戻るのはいつ・・・・・。 南無 。

 

 

 

 

                                 見に来てくださってありがとうございます 

 

  

 

 

                    


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