本日もあいにくの雨・・・
右手が堀川で、上流の名古屋城まで6KMほどの距離。
左が新堀川、ここで合流し正面方向、名古屋港、伊勢湾へと流れる。
桑名まで七里、東海道五十三次、唯一の海路である。
堀川は1610年から名古屋城築城の折、
福島正則によって掘り起こされたとされている。
宮の渡し公園は私が子供の頃は現在のように整備されておらず、
この辺りは造船所、といっても木造のそれで、
船が一杯係留してあったと記憶する。
現在でも正面右岸には幾つか造船所が或る。
父親の話だと彼の子供時代は、右手もう少し上流左岸から
白鳥橋の辺りまでは魚市場があったという。
その名残か、魚の仲買問屋、蒲鉾屋さん等、多かった事は
高校の通学路でもあったのでよく知っている。
その辺りを通ると魚のすり身を蒸した香りと、沸き立つ湯気が
家々からあがり、それをとてもおかしく思ったものだ。
そんなに昔の事とは思えないのは、歳のせいか。
ここの景色を往時の人々がどんな想いで眺めたのか・・
しばし想いにふけるのも楽しい。