昨日、散策に出かけた大門辺り。
太閤通交差点、大門の二筋北を東西に走る小路である。
赤い幟に眼を奪われ、足を留める。
”奉納 南無十一面観世音菩薩”とある。
色の少ないこの季節にひときわ目立つ色彩に
雑多な突き出し看板もかすんで見える。
少し先に中村観音、白王寺というお寺さんがあり、
そこの本尊が十一面観世音菩薩。
名古屋に長く住むも、この路は初めて通る。
左はスナック、小料理屋、鰻やなど様々な飲食店が並び、
右は履物屋とかカーテン屋さんなどが混在する。
参道という体裁を充分に持つ賑々しい通りである。
夜、訪れたくなるのは私ばかりではあるまい。
真正面に例のガラス張りの建物が見えるのもおかしい。