毎日のスケッチ・ブログ

山田久仁夫のサイト・日々の暮らしの中で描いた水彩スケッチを毎日掲載・早描きスケッチ、日常の風景、旅の印象、写真等・・

名和昆虫博物館

2008-03-22 | まち歩き

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春が一気にきている。

先日、岐阜公園にある名和昆虫博物館を訪れた。

目的は、ぎふ蝶の羽化を観る事。

ガラスケースの中ではあるが、数十頭と沢山の蛹が確認できる。

忙しく、頻繁に動く蝶、

じっと微動だにせず桜の小枝にぶら下がる蝶。

蛹から孵ったばかりのまだ、羽の小さな蝶も、

みるみる羽を大きくする。

羽化が終わって飛び立つ動作を試みる蝶。

羽化を終えたばかりなのに、既に交尾を終えた雌蝶

まさに”生命の宇宙”をみる思いだ。

やさしく、判り易く説明してくださった名和館長に感謝。

もう一つの目的は建物を観る事。

博物館(登録有形文化財、都市景観重要建築物)、

記念昆虫館(岐阜市重要文化財)、共に近代日本を代表する建築家

武田吾一氏の設計によるもの。

小学生以来だから、ほぼ半世紀ぶりに訪れたのだが、

親しみのある空間は時を経つのを忘れさせる暖かさを持つ。

記念館の棟飾りには愛らしいぎふ蝶のレリーフが施されている。

作った職人の魂に敬意を表して、棟飾りのアップ・スケッチとした。